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2021 年度 研究成果報告書

栄養素摂取量および食事嗜好性と遺伝要因: ゲノムワイド関連解析による検討

研究課題

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研究課題/領域番号 19K10660
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
研究機関名古屋大学

研究代表者

田村 高志  名古屋大学, 医学系研究科, 講師 (70736248)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード栄養素摂取量 / 食品群摂取量 / 食事嗜好性 / 遺伝要因 / ゲノムワイド関連解析 / 分子疫学 / 栄養疫学
研究成果の概要

本研究は、ゲノムワイド関連解析によって日本人の栄養素摂取量および食事嗜好性と関連する遺伝要因を探索することを目的とした。分析対象者は日本多施設共同コーホート研究(J-MICC Study: Japan Multi-Institutional Collaborative Cohort Study)の参加者で、ゲノムデータ(タイピング済の約60万個の一塩基多型データ)を有する35-69歳の男女およそ14,500名とした。本研究において、脂質摂取量および野菜・果物摂取量と関連するsuggestive levelあるいはゲノムワイド有意な関連を持つ新規遺伝子座を複数同定した。

自由記述の分野

栄養疫学、分子疫学、公衆衛生学、予防医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

栄養素摂取量を規定する遺伝要因の知見として、三大栄養素摂取量(炭水化物、脂質、たんぱく質)に関するゲノムワイド関連解析が米国で先行し報告されているものの、他集団においてその知見は再現されていない。これらの知見は食事にもとづく疾病予防の観点から国際的な関心を得て議論されており、他集団での検証が必要であった。本研究では、脂質摂取量および野菜・果物摂取量と関連する遺伝要因を日本ではじめて同定し、日本人の食習慣あるいは食事嗜好性が遺伝要因で規定されている可能性があることを示唆した。本研究の知見は、欧米人での知見とは異なることから、日本人他集団での再現性検討が望まれる。

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公開日: 2023-01-30  

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