| 研究課題/領域番号 |
19K10688
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 基金 |
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| 応募区分 | 一般 |
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| 審査区分 |
小区分58040:法医学関連
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| 研究機関 | 長崎大学 |
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研究代表者 |
賀川 慎一郎 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 客員研究員 (70562213)
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| 研究分担者 |
村瀬 壮彦 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 助教 (40823315)
梅原 敬弘 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 助教 (60617421)
池松 和哉 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (80332857)
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| 研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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| キーワード | 低体温 / 恒常性維持 / 分子診断マーカー |
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| 研究成果の概要 |
本研究は、低体温ラットモデルを作製し、マイクロアレイ及び次世代シーケンシングを用いた褐色脂肪組織及び腸腰筋における体温依存的miRNA・mRNA発現解析を行った。その結果、腸腰筋においてmiR-374-5pは重度低体温群のみで有意な発現増加を示した。また、miR-374-5pはMex3Bの発現制御を行うことが示唆され、Mex3B発現は体温低下に伴い減少した。従って、miR-374-5pは体温低下に伴い活性化され、Mex3B発現を抑制することで、細胞生存に寄与することが示唆され、miR-374-5pは凍死の新規分子診断マーカーとなりうる可能性が示唆された。
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| 自由記述の分野 |
法医学
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| 研究成果の学術的意義や社会的意義 |
凍死の診断は主観的に促えられる所見に頼らざるを得ず、状況証拠のみに頼った非科学的な剖検診断がなされているのが現状であり、科学的かつ客観的な確定診断法を確立することは法医実務にとって急務である。本研究は、確定診断の障害であった他の死因との鑑別や死後変化の影響を考慮した全く新しい手段であり、本研究において生体の恒常性維持の分子メカニズムの一端を解明できたことは、その成果の実務応用への可能性が非常に高く、実務展開により、精度が高く、刑事裁判資料等の使用に耐えうる司法解剖鑑定書・行政解剖報告書を作成することで、研究成果を積極的に社会に還元することが可能となる。
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