看護管理者が効果的に役割を発揮するには、組織管理に必要な情報の取得と継続学習が不可欠であるが、看護管理者の学習機会は多いとはいえない。今回の研究では、北海道という広大な地域において看護管理を実践する者を対象としたこと、300床未満の中小規模病院の看護師長に焦点をあててオンライン学習プログラムを構築したことが特徴である。日本の病院の約8割は中小規模病院である。人口の一極集中と地方の過疎化、高齢化が著しい日本において、看護管理者にとっての効果的な継続学習の体制を構築することは、医療や看護の質担保に重要な意味があり、看護管理者への新たな支援の視点や支援方法への示唆を得たと考える。
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