研究課題/領域番号 |
19K10729
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研究機関 | 兵庫大学 |
研究代表者 |
大植 崇 兵庫大学, 看護学部, 講師 (80607789)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 看護師 / バーンアウト / 離職の意思 / 認知行動療法 / メンター制度 |
研究実績の概要 |
本研究では、日本の病院内で看護師のメンタルサポート制度を構築するため、看護師のバーンアウトと離職の意思低減のため認知行動療法を用いたメンター制度を構築することが目的である。中堅看護師(メンター)に対し認知行動療法によるスタッフトレーニングを実施し、トレーニングを受けた看護師により、臨床経験1から5年目(メンティー)の看護師に対し認知行動療法を実施し、バーンアウトや離職の意思が低下するか否かを明らかにし持続可能なメンタルヘルスサポートシステム(メンター制度)を構築する。<研究1>では、認知行動療法に基づくスタッフトレーニングを実施し、認知行動療法の教育をする。臨床経験年数5年目から10年目の中堅看護師50名を対象とする。【対象】臨床経験年数5年目から10年目の中堅看護師50名を対象とする。【トレーニングプログラムの内容】1回目:認知行動療法に関する基礎知識の習得とカウンセリングの諸技法2回目: 看護師のストレスとバーンアウトの理解と看護師による心理的介入の有効性と留意点①(認知再構成法に基づく介入手続き)3回目:看護師による心理的介入の有効性と留意点②(問題解決技法に基づく介入手続き)一回が90分で3回のグループワークを実施する。【評価指標】評価票は、介入前、介入後、3か月後で測定し、効果を明らかにする。① ALAS 質問紙調査票20 項目短縮版(「傾聴の態度」「聞き方」)② 情動的共感性尺度(感情的暖かさ」「感情的冷淡さ」「感情的被影響性」)③ Maslach Burnout Inventory (MBI)(「情緒的消耗感」「脱人格化」「個人的達成感」)④ 看護師の認知行動療法に関する知識獲得の程度を測定するためのチェックリストしなしながら、研究実践に関して病院との交渉を行ったが、コロナウイルス蔓延の影響で、介入が出来ていない状況である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナウイルス蔓延の影響で、研究実践がストップしているため。
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今後の研究の推進方策 |
コロナウイルスの影響が少なくなりしだい、病院と再度交渉をし、介入を実施してく。
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次年度使用額が生じた理由 |
病院での介入が、コロナウイルス蔓延のため、実施できなかなったため。
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