研究課題/領域番号 |
19K10751
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
原田 通予 慶應義塾大学, 看護医療学部(藤沢), 講師 (40459673)
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研究分担者 |
野口 真貴子 日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (30459672)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 職業性ストレス / Work Engagement / 自律性 / 自己効力感 |
研究実績の概要 |
本研究は、質の高いケアを提供するための労務環境の検討、看護管理の視点から仕事に対する前向きな心理面を促進するための実践的アプローチを探索することを目的とする。研究方法は、以下の2点である。 1)病院に勤務する看護管理者の職業性ストレスとWork Engagement(以下WEとする)の実態を明らかにすることを目的として実態調査行う。2)看護職者のセミナーを開催し、WE・セルフエフィカシーを高め、組織に活用するための思考力を育成する。 令和元年度は、職業性ストレスとWEについて先行研究の再分析、医療専門職者からの意見聴取を行った。また、看護管理者について2015年、2018年度に実施した調査データを再度検証し、特徴について分析をおこなった。得られた結果より研究方法等の検討および質問紙作成の準備を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本年度予定していた質問紙の作成は実施していないが、先行研究の再検討、既存データの再分析と医療専門職者からの意見聴取により、問題点を整理することができたため、研究プロセスは概ね順調に進展している。
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今後の研究の推進方策 |
令和2年度は質問紙調査実施に向けた準備を行う予定であるため以下の計画とする。 ①質問紙調査の作成、予備調査を実施する ②倫理審査を受け調査を実施できるように準備を行う ③調査対象施設の選定と調整を実施する 統計解析については以下の通りである。 分析の過程で統計学的専門化からスーパーバイズを受け、分析における信頼性、妥当性、整合性の確保を行う予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
令和元年度は当初の計画よりも研究に必要な物品購入を安価に購入することができたこと、調査実施時期の変更により質問紙の印刷、発送代金を使用しなかったため次年度に使用する研究費が生じた。 令和2年度は、質問紙調査を実施するための準備として印刷代、調査施設を確保のするための旅費を申請する。また、学会へ参加し、看護・助産領域の動向を把握し、本研究へ活用するための国内旅費を計上する。事業の遂行に必要な謝金については、研究資料の整理、データ入力の補助等を計上し計画を修正しながら研究を遂行する予定である。
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