研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、看護師が対象の状況に合わせた経鼻吸引技術を習得するためのシミュレーションラーニングシステムを構築することである。令和元年度は、先行研究で作成した経鼻吸引シミュレータの形成的評価を行った。令和2年度は、言語聴覚学科教授と共同で改良型の経鼻吸引シミュレータを開発した。令和3年度、令和4年度は、改良型経鼻吸引シミュレータの形成的評価としてカテーテル挿入手技の習得における効果を検証することに取り組んだ。
基礎看護学
本研究では、言語聴覚学科教授、印刷業者と共同で、改良型の経鼻吸引シミュレータを開発した。このシミュレータは、実施者が上気道の解剖学的構造を実際に立体的に視認できるとともに、カテーテル操作を即時的にフィードバックしながら手技を習得することが可能となった。作成した改良型シミュレータの形成的評価として、カテーテル挿入手技を評価する計画であったが、カテーテル先端が上咽頭部にかかる圧力を検知する装置の開発に時間を要し、シミュレータの評価にはいっていない。