研究課題/領域番号 |
19K10757
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 武庫川女子大学 |
研究代表者 |
久米 弥寿子 武庫川女子大学, 看護学部, 教授 (30273634)
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研究分担者 |
田丸 朋子 武庫川女子大学, 看護学部, 講師 (00634940)
山口 晴美 武庫川女子大学, 看護学部, 助教 (00750506)
清水 佐知子 武庫川女子大学, 看護学部, 教授 (50432498)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 看護師 / 対面コミュニケーション / 看護学生 / 看護実践場面 / 演習場面 / 可視化 / 構造化 |
研究成果の概要 |
本研究では、看護実践場面における看護師間及び演習場面における看護学生間のコミュニケーションの量や構造を可視化分析ツール使用により明らかにし、各集団のコミュニケーションの特徴を抽出した。日勤帯の看護師12名を分析対象とした測定では、聞き手の時間が長い場合と発言者・聞き手の両方が同じ場合等の3パターンに分類され、コミュニケーション構造では、一部を中心としたネットワーク図が示された。看護学生の演習場面の測定では、55名を対象とし、発言者・聞き手の時間は大きな差がなく、全体のコミュニケーション時間に違いがあり、コミュニケーション構造では、1)同一、2)一部中心、3)円形、4)連結なしに分類された。
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自由記述の分野 |
基礎看護学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、看護実践場面における看護師間の対面コミュニケーションの実態について、量的分析と構造化に向けて探究し、可視化することができた。特に、看護間のコミュニケーションは、対話時間や発言者か聞き手であるのかが可視化され、業務上でのコミュニケーションの状況やメンバー間の役割上で必要とされるコミュニケーションの在り方などを確認することができた。また、学生の演習場面におけるコミュニケーションについては、グループメンバー間のコミュニケーションの量や構造の可視化から、コミュニケーション時間の差や構造的なつながりの違いが明らかになり、個々の学生へのより丁寧な観察や個別性への配慮が必要なことが示唆された。
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