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2020 年度 実施状況報告書

ブレンド型学習による看護学の「より深い学習」のICEモデルアプローチ

研究課題

研究課題/領域番号 19K10760
研究機関産業医科大学

研究代表者

佐藤 亜紀  産業医科大学, 産業保健学部, 講師 (80435130)

研究分担者 永松 有紀  産業医科大学, 産業保健学部, 准教授 (20389472)
白石 祈枝  産業医科大学, 産業保健学部, 助教 (90847576)
淺田 義和  自治医科大学, 医学部, 准教授 (10582588)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードブレンド型学習 / e-ラーニング / 学習分析 / より深い学習 / 遠隔実習
研究実績の概要

2020年度、新型コロナウィルスの感染拡大により、大学での授業がオンラインへと転換した。それに伴い、ブレンド型学習の「対面」での授業の実施が困難となり、研究課題の遂行が困難であった。
本研究のブレンド型とは、対面とe-ラーニングを併用した教育を示すため、対面が困難であるコロナ禍においては遂行が不可能であった。そこで研究内容を一部変更し、座学科目から実習科目へ分析対象科目を変更、ブレンド型学習を対面とe-ラーニングの併用ではなくく、遠隔実習における個個人学習と遠隔シミュレーション教育を「ブレンド型学習」と再定義し継続した。昨年5月に実施した看護学生22名に対する遠隔実習に関して、その実践内容について整理し、ハイブリットなブレンド型実習の実践について振り返り、方法論を整理した。また、日本私立看護系大学協会において、実践の報告を研究報告として発表した。本年度、分析対象とする授業を実習科目を加えて、倫理審査を受ける予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

コロナ禍において主テーマである「ブレンド型授業」の実施ができなかった。しかし、ブレンド型学習を再定義し、遠隔教育における個人学習とシミュレーションを用いた実習をコロナ禍における「ブレンド型学習」とし、実践報告をまとめた。今後はその実践内容と効果について検証できるように倫理審査を予定している。また、10月以降の講義において、当初予定している対面教育とe-ラーニングを用いた教育実践ができれば、それも分析することを計画している。

今後の研究の推進方策

8月に倫理審査予定である。10月開講の科目を分析対象にe-ラーニングを整備し、対面授業とのブレンド型教育を構築する。さらに、コロナ禍において対面授業ができなかった場合にも、研究遂行できるように、ブレンド型学習の定義を広義にとらえるよう、研究分担者と協議していく。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナ感染症の感染拡大に伴い、対面授業がオンラインとなった。研究目的は対面授業とe-ラーニングを用いたブレンド型学習の効果の分析であるため、社会的状況によりブレンド型学習そのものが実施できない事態が生じた。本年度計画として、オンラインシミュレーション授業(新ブレンド型学習)のため、VR病室を作成し配信する。そのため、360度カメラを購入し、撮影およびコンテンツの作成に際しては専門業者に発注する。コンテンツを収納するサーバーは学内のものを使用予定であるが、データ量が多い場合は一時的にクラウドを契約し、学生に配信し、データは研究分担者と研究会議をもって分析をする。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 新型コロナウィルス禍における成人看護学急性期の遠隔実習2021

    • 著者名/発表者名
      永松有紀 白石祈枝 佐藤亜紀
    • 雑誌名

      日本看護福祉学会誌

      巻: 26 ページ: 101 106

    • 査読あり

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公開日: 2021-12-27  

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