• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

地域包括ケアシステムを担う看護職員の雇用実態と政策課題

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K10769
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58050:基礎看護学関連
研究機関山口大学

研究代表者

角田 由佳  山口大学, 経済学部, 教授 (10566855)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード看護職 / 介護保険サービス領域 / 訪問看護ステーション / 需給見通し / 労働力不足 / 就労意向 / 労働条件 / 支援策
研究成果の概要

2025年を目途に構築が進められている「地域包括ケアシステム」の実現には、介護保険サービス領域において就業する看護職の労働力確保が欠かせない。本研究ではまず、介護保険サービス領域について、従来のような看護職本人の届出によるのではなく、雇用する施設側からの報告により就業の実態を把握し今後の労働供給の見通しを立てる必要性を、各種調査データの乖離を分析することで明らかにした。
その上で、看護職1,000人に対するアンケート調査・分析を行うことにより、介護保険サービス領域への就労意向を持つ看護職の特性や、労働力を増加させるために必要となる労働条件と就職支援策を明らかにした。

自由記述の分野

医療経済学

研究成果の学術的意義や社会的意義

まず、厚生労働省による看護職の労働供給の将来推計方法は従来から、介護保険サービス領域について看護職本人の届出データに基づいており、実際の就業状況とは乖離が生じていることを分析し、雇用主側からの報告データを用いて推計する必要性を明らかにした点で、学術的、社会的意義がある。
つぎに、年齢層が比較的高いことが指摘されていた、訪問看護ステーションをはじめ介護保険サービス領域の看護職について、本領域での就労意向をもつ看護職ほど年齢階層は低く、働くための労働条件としてフルタイムの正規雇用が最も選ばれる傾向にあることを明らかにした点で、社会的意義がある。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi