看護基礎教育から臨床へ救急看護師の自律性を育む救急看護教育プログラムの構築

2023 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19K10805
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分58050:基礎看護学関連
• 研究機関: 兵庫県立大学 (2021-2023); 大阪府立大学 (2019-2020)
• 研究代表者: 大江 理英 兵庫県立大学, 看護学部, 准教授 (20802416)
• 研究分担者: 杉本 吉恵 大阪公立大学, 大学院看護学研究科, 教授 (40280185) ; 籏持 知恵子 大阪公立大学, 看護学研究科, 教授 (70279917) ; 田中 京子 大阪公立大学, 看護学研究科, 教授 (90207085) ; 北村 愛子 大阪公立大学, 看護学研究科, 教授 (90772252) ; 林田 裕美 大阪公立大学, 看護学研究科, 准教授 (10335929) ; 徳岡 良恵 大阪公立大学, 看護学研究科, 講師 (30611412) ; 井上 奈々 大阪公立大学, 看護学研究科, 講師 (80611417) ; 豊島 美樹 地方独立行政法人大阪市民病院機構大阪市立総合医療センター(臨床研究センター), 臨床研究センター, 主務 (70838812) ; 谷田 恵子 兵庫県立大学, 看護学部, 准教授 (60405371)
• 研究期間 (年度): 2019-04-01 – 2024-03-31
• キーワード: 救急看護 / 看護師の自律性 / 教育プログラム

研究成果の概要

救急看護師の自律性を高める教育に関する質的研究により看護を実感させるリフレクションが必要であることが明らかとなったことから、リフレクションを基盤に救急看護師の自律性を高める現任教育プログラムを構築した。対象は20歳代の救急看護経験3～8年目の救急看護師13名であった。介入後の自律性尺度得点は介入前より低下した。自由記載では、ディスカッションにより自らの自律性を考える機会となったことが明らかになった。救急看護師の自律性を育む看護基礎教育に関する質的研究では、救急看護の実際への理解と迅速な臨床判断を育成できる看護基礎教育が重要であることが明らかとなった。

自由記述の分野

クリティカルケア看護学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、救急患者の救命や擁護に影響すると考えられる救急看護師の自律性を高める支援を明らかにできた。看護基礎教育から継続教育に至る救急看護師を対象とした自律性を高める支援が広がることは、救急看護師の自律性を高めることから救急看護実践の質の向上に寄与すると考えられる。