• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 実施状況報告書

ナラティヴアプローチを活用した看護管理者のキャリア形成支援能力向上プログラム開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K10822
研究機関神戸大学

研究代表者

福田 敦子  神戸大学, 保健学研究科, 講師 (80294239)

研究分担者 紙野 雪香 (今井雪香)  大阪公立大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (10294240) [辞退]
森岡 正芳  立命館大学, 総合心理学部, 教授 (60166387)
松月 みどり (松月みどり)  湘南医療大学, 保健医療学部看護学科, 教授 (70557149)
高橋 清子  千里金蘭大学, 看護学部, 准教授 (90343251)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2025-03-31
キーワードナラティヴアプローチ / 看護管理者
研究実績の概要

本研究は,ナラティヴアプローチを活用した看護管理者のキャリア形成支援能力向上に向けたプログラムを開発することである.目的は,以下の3点である.
1.ナラティヴアプローチを活用した看護師のキャリア形成を支援する看護管理者能力向上の具体的な内容を明らかにする.2.ナラティヴアプローチを活用した看護師のキャリア形成を支援する看護管理者能力向上プログラムの成果と限界を明らかにする.3.プログラムの評価指針を示す.
看護師のキャリア形成とは,“私の看護実践”に意味が生まれ,それを重視することと,“私らしい看護実践像”の言語化により肯定的自己意識(Self Esteem)を持って未来を志向することである.
本研究を達成するために,令和5年度は,第3段階である「プログラムの評価(成果データ収集・分析)」に着手しているところである.具体的には,令和4年度に実施したプログラムを受講した看護管理者を対象に、対象者が勤務する場のフィールドワークおよびプログラム実施後どのようなことをどのように実践をしているのかなど,看護管理者としての実践についてデータ収集を進め,分析に着手している段階である.一部は学会で成果発表をする予定である.今後は,さらに収集する・したデータの分析を進め,その成果を発表する予定にしている.そして,第4段階の看護管理者へのナラティヴアプローチプログラム内容および評価指針についてまとめることを予定である.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

令和5年度は,令和4年度に新型コロナ感染症に対応できるよう研究計画を修正してプログラムを実施した後の調査を行っている.しかし,令和2~3年に臨床現場の状況で進めることができなかったため,当初の予定からかなり遅れている.

今後の研究の推進方策

令和6年度は,令和4年度に実施したプログラムの評価に向けて調査を進め、分析し成果を示せることを目指している.プログラムを受講した対象者にプログラム開催後の調査の分析を進め、成果をまとめる予定である.

次年度使用額が生じた理由

(当該助成金が生じた理由)
令和5年度は,プログラム実施後の調査のために対象者の勤務する場所までの旅費および一部図書を購入するための費用の経費とした.そのため,調査を実施することはできたが,分析途中であり,十分な研究の成果発表には至っていない.そのため,学会発表の旅費や研究に関する経費を使用することがなかった.
(使用計画)
令和6年度は,プログラム実施後の調査の分析の準備の費用と研究成果発表を予定しているため,分析のための機器および研究成果発表の旅費に使用する.また,共同研究者との打ち合わせの経費や旅費に使用する.さらに,研究に関する図書の購入や関連学会に参加するための費用,研究をまとめるための経費を計画している.

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (4件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] 【対話が組織を活性化させる!ナラティヴアプローチ導入のすすめ】(PART 4)ナラティヴプラクティスとは ナラティヴプラクティスの成果と展望2023

    • 著者名/発表者名
      福田 敦子
    • 雑誌名

      看護展望

      巻: 48 ページ: 1310-1313

  • [雑誌論文] 【対話が組織を活性化させる!ナラティヴアプローチ導入のすすめ】(PART 5)静岡県看護協会の取り組みの実際 現任教育におけるナラティヴアプローチ 専任教員養成講習会への導入とその効果2023

    • 著者名/発表者名
      大關 和子, 福田 敦子
    • 雑誌名

      看護展望

      巻: 48 ページ: 1314-1318

  • [雑誌論文] 【対話が組織を活性化させる!ナラティヴアプローチ導入のすすめ】(PART 6)ナラティヴアプローチの考え方に基づく実践事例(事例2) 現場になじむ語り合う場を創造するナラティヴプラクティス実践者の育成2023

    • 著者名/発表者名
      福田 敦子
    • 雑誌名

      看護展望

      巻: 48 ページ: 1323-1327

  • [雑誌論文] 主題と変奏-臨床便り 第62回臨床看護ナラティヴ実践者 の養成システム2023

    • 著者名/発表者名
      福田 敦子, 紙野 雪香, 髙橋 清子
    • 雑誌名

      臨床心理学

      巻: 23 ページ: 484

  • [学会発表] 臨床看護における「ナラティヴプラクティス」2023

    • 著者名/発表者名
      紙野雪香, 福田敦子, 髙橋清子
    • 学会等名
      日本質的心理学会第20回大会
    • 招待講演

URL: 

公開日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi