研究課題/領域番号 |
19K10830
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 長崎県立大学 |
研究代表者 |
三重野 愛子 長崎県立大学, 看護栄養学部, 准教授 (60516293)
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研究分担者 |
山口 多恵 長崎県立大学, 看護栄養学部, 准教授 (00597776)
辺見 一男 長崎県立大学, 情報システム学部, 教授 (30238711)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 高齢者 / 咀嚼・嚥下機能 / 嚥下訓練 / コミュニケーションロボット |
研究成果の概要 |
高齢者の死亡原因の上位である誤嚥性肺炎の予防には、咀嚼・嚥下機能の維持が重要となる。家庭でも嚥下訓練を実施することで、加齢に伴う摂食・嚥下機能低下を予防することができる。本研究の目的は、高齢者が一人でも嚥下訓練ができるシステムを開発するとともにその活用可能性を検証することである。 ユニロボット社製のコミュニケーションロボット "ユニボ "に作成した嚥下訓練プログラムを実装した。通所リハビリ施設の高齢者6名にこのロボットを使用してもらった。被験者全員がロボット使用は初めてであったが全員が簡単にロボットを操作することができた。このシステムは高齢者が一人でも嚥下訓練ができる一つの方法となりうる。
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自由記述の分野 |
高齢者看護
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本では、高齢者の肺炎による死亡数は増加しており、その中でも誤嚥性肺炎は最も多い死亡原因となっている。誤嚥性肺炎は老化に伴う咀嚼・嚥下機能の低下によっておこる。この高齢者の嚥下機能は身体面だけでなく精神面にも影響を及ぼす可能性が指摘されている。嚥下機能の維持のために、高齢者施設や病院などで食事前の嚥下訓練が実施されており、その効果が示されている。しかし、医療機関の介入を受けていない高齢者一人では訓練の継続が難しい。今回開発したシステムは電子機器に不慣れな高齢者でも簡単に操作でき、一人でも集団でも嚥下訓練を継続して実施できる手段の一つとなりうる。
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