研究課題/領域番号 |
19K10848
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 千葉大学 (2020-2023) 東都大学 (2019) |
研究代表者 |
田上 美千佳 千葉大学, 大学院看護学研究院, 教授 (70227247)
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研究分担者 |
寺岡 征太郎 帝京大学, 医療技術学部, 教授 (30626015)
片山 健浩 東京医療保健大学, 看護学部, 助教 (90829946)
鈴木 美央 千葉大学, 大学院看護学研究院, 助教 (30908801)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 精神疾患患者 / 精神疾患患者の家族 / 家族支援 / 地域生活 / エンパワメント / リカバリー |
研究成果の概要 |
本研究は、精神疾患患者と家族の地域生活促進を図る上で、患者の家族に希望と豊かな生き方への視点をもたらす家族支援支援体制の構築に寄与し、家族への支援体制と支援の方策を提示することが目的である。 そこで、地域で精神疾患をもつ人の支援を行っている専門職者を対象に、地域での精神疾患をもつ人の家族への支援への志向、支援の実践頻度と重要度を測定するための30項目のweb調査を実施し、143人からの回答を得た。その結果、家族支援への興味・関心、家族への直接的な支援経験や研修の受講経験が家族支援の重要度の認識や支援の実施に影響していることが示唆された。地域での家族支援への認識を高める研修等の課題が明確になった。
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自由記述の分野 |
精神保健看護学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本で精神疾患をもつ人の家族は、当事者の回復を願いながらも疾患のもつ困難さや精神疾患に対するスティグマの中で、介護の負担などの多くの苦しみを抱いている。 地域生活をしている精神疾患をもつ人の家族が看護職者を中心に関連する職種が連携しながら、外来および地域の場で役割と目的をもって家族への支援を実施していくことの意義は大きい。本研究の成果を精神疾患をもつ人とその家族への支援に活かすことにより、当事者の回復だけでなく、家族のリカバリーの促進につながり、家族がエンパワメントされ家族自身が豊かな人生を歩むための一助になると考える。
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