研究課題/領域番号 |
19K10865
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 新潟リハビリテーション大学(大学院) (2021-2023) 同志社大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
中川 明仁 新潟リハビリテーション大学(大学院), 医療学部, 講師 (90639296)
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研究分担者 |
金子 秀雄 国際医療福祉大学, 福岡保健医療学部, 教授 (20433617)
林 真一郎 国際医療福祉大学, 臨床医学研究センター, 教授 (50211488)
松永 由理子 (明時由理子) 九州大学, 医学研究院, 講師 (50612074)
堀江 淳 京都橘大学, 健康科学部, 教授 (60461597)
高橋 浩一郎 佐賀大学, 医学部, 講師 (70549071)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 慢性閉塞性肺疾患 / 自己効力感 / 質問紙 |
研究成果の概要 |
本研究では慢性閉塞性肺疾患の疾患管理に特化した自己効力感尺度を開発すること、またその臨床応用可能性を検討することを目的とした。質問紙作成の段階において、コロナ禍が発生し質問紙作成に耐え得る対象者を集めるのに苦戦した。現在、質問紙の完成には至っていない状況ではあるが、質問紙作成のプロセスにおいて、慢性閉塞性肺疾患のストレス対処について横断的に検証した。その結果、慢性閉塞性肺疾患患者は、呼吸困難感という疾患特異的なストレッサーに対して、「肯定的解釈」や「回避的思考」などのコーピングを採用してストレス反応の低減を図っていることが示された。
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自由記述の分野 |
健康・医療心理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
慢性閉塞性肺疾患患者の呼吸困難感へのストレスコーピングの特徴を明らかにしたことは、実際の臨床の現場において、リハビリテーションを行う際にも役に立つと考えられる。呼吸困難感による心理的苦痛を軽減するためのコーピング方略として、呼吸困難感という事態を現実的に受容した上で、その問題について考え過ぎず、一時的に注意をそらしたり前向きに捉えなおすことが必要と考えられる。この点を実際のリハビリテーションの場面においても指導者が助言することで、呼吸困難感にによる心理的苦痛を軽減することに寄与すると考えられる。
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