研究課題/領域番号 |
19K10870
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研究機関 | 日本赤十字広島看護大学 |
研究代表者 |
百田 武司 日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 教授 (30432305)
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研究分担者 |
木下 真吾 日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 助教 (00779704)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 脳卒中患者 / 日常生活動作 / 看護ケア / ベストプラクティス |
研究実績の概要 |
本研究では、回復期リハ病棟の看護師が、脳卒中患者への日常生活援助の中で行う患者の日常生活動作を強化するために有効な看護ケアについて明らかにし、ベストプラクティスを開発するものである。本年度は、前年度に引き続き、脳卒中患者への日常生活援助の中で行う患者の日常生活動作を強化するための看護ケアに関する研究の国内外の文献レビューを行った。前年度から脳卒中患者への日常生活援助の中で行う患者の日常生活動作を強化するための看護ケアについて全国実態調査の準備を行っているが、新型コロナウイルス感染拡大の状況となり、十分な調査ができないことが予測され、本年度も実際の調査には至っていない。そのため、全国調査の次に実施予定だったベストプラクティス(案)の作成に取りかかっている。 脳卒中患者の日常生活動作を強化する看護ケアの検討について、協力者として脳卒中リハビリテーション看護認定看護師(CN)を募り、Web会議を繰り返している。協力者のCNは、研究代表者が理事長を務める日本脳神経看護研究学会の認定看護師活動推進委員会の委員を中心に協力を得ている。協力者のCNとのWeb会議にて、エビデンスの強い介入と実施状況の高いもの選択し、日常生活援助の中で行う看護ケアとして実施可能かなどについて検討している。 今後は、看護ケアを知識、技術、技術手順等の視点から、ベストプラクティス(案)の作成を急ぐ。加えて、新型コロナウイルスの感染収束状況を鑑みて、全国調査を実施し、ベストプラクティス(案)をコンセンサスに基づき精錬し完成を目指す予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染拡大の状況となり、十分な調査ができないことが予測され、調査の開始を見合わせているため。
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今後の研究の推進方策 |
研究の順番を変更し、全国調査の前に脳卒中患者の日常生活動作を強化する看護ケアのベストプラクティス(案)を作成している。新型コロナウイルス感染状況が収束し、調査可能となれば、調査を実施し、その際に、研究の終盤に予定していたベストプラクティス(案)のコンセンサスについても調査し、遅れを取りもどす予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルス感染が収束せず、予定していた全国調査が十分な調査ができないことが予測され、研究の順序を変更し、調査実施時期を、延期したため。
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