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2022 年度 実施状況報告書

日本におけるクリティカルケア看護師のモラルディストレス尺度の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K10890
研究機関名古屋女子大学

研究代表者

松田 麗子  名古屋女子大学, 健康科学部, 講師 (30552559)

研究分担者 明石 惠子  名古屋市立大学, 大学院看護学研究科, 教授 (20231805)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワードクリティカルケア看護師 / モラルディストレス / Moral Distress / 尺度開発 / Moral / Ethics
研究実績の概要

本研究は、わが国のクリティカルケア看護師へ向けたモラルディストレス測定尺度(以下MDS-CCNJ)を開発し、その信頼性と妥当性を検証することを目的としている。この目的を達成するために、①MDS-CCNJ の内容妥当性の確認と検討、②MDS-CCNJ 原案の決定と質問紙調査の実施および評価することを計画している。
本年度は、①のMDS-CCNJ の内容妥当性の確認と検討を目指した。まず、2021年度に実施したクリティカルケア看護師10名へのインタビュー調査の結果より、モラルディストレスの根本原因である個人の価値観や信念に従った行動の制約を参考にして、新たな質問項目を作成した。次に、2021年に文献検討により作成した質問項目53項目とインタビューにより見出した20項目を追加し73項目の質問項目を特定した。さらに、現役クリティカルケア看護師により質問項目への意見を参考に、現在のクリティカルケア状況に即さない表現、項目の重複、文章の分かり難さを修正し、61項目のMDS-CCNJ(Draft)を作成した。
本研究の当初の計画では、MDS-CCNJ(Draft)を基に予備調査、本調査を実施する予定だったが、予備調査の前にクリティカルケア看護領域や尺度開発の専門家により質問項目の内容妥当性を定量化して検討する段階を加えるよう計画を修正した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2022年度は、質問項目を特定しMDS-CCNJの原案を用いて予備調査を実施する予定であった。61の質問項目を丁寧に見直す方法として、専門家により内容妥当性を定量化する段階を加えたため、予定よりやや遅れている状態である。

今後の研究の推進方策

MDS-CCNJ(Draft)を基に質問項目の内容妥当性を検討しMDS-CCNJ(Ver.1)を作成し、質問調査による予備調査を実施し質問項目を精錬することによりMDS-CCNJ(Ver.2)を作成する。最終的に本調査をとおしてMDS-CCNJを完成する。

次年度使用額が生じた理由

(理由)計画を修正したことにより、質問調査に関わる予算の執行に遅れが生じている。COVID-19の影響により、国内学会の開催がオンラインとなり旅費の予算執行が少なくなった。また、国際学会への参加は、海外渡航自粛により旅費が発生しなかった。
(使途計画)2023年度は、国際学会への研究成果の発表に関わる旅費、質問紙調査で得られたデータ解析のための統計解析ソフトSPSSを購入する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 半構造化面接によって見いだしたわが国におけるクリティカルケア看護師のMoral Distressの様相2022

    • 著者名/発表者名
      松田麗子, 明石恵子
    • 学会等名
      第18回 日本クリティカルケア看護学会学術集会

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公開日: 2023-12-25  

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