研究課題/領域番号 |
19K10895
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛 |
研究代表者 |
内田 香里 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 講師 (70779529)
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研究分担者 |
青木 きよ子 順天堂大学, 医療看護学部, 特任教授 (50212361)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | セルフマネジメント / 軽症脳卒中 / 尺度 |
研究成果の概要 |
文献レビューおよびインタビュー調査を基に尺度案を作成し、40~65歳の軽症脳卒中患者を対象に質問紙調査を行った。93名を分析対象とし、3因子構造を想定して確証的因子分析を行った結果、28項目で構成された。【知識の獲得】7項目は、脳卒中悪化予防のための知識の状況を表す項目、【悪化予防の実施】12項目は、にセルフモニタリングやストレスの調整を行う項目で構成され、【資源の活用】9項目は、周りの人の力を借りながらマネジメントする項目や社会資源の活用などの項目から構成された。本尺度は、信頼性および妥当性が確認され、疾患管理に加え、心理社会的状況を包括して自己評価しうる尺度であると考えられた。
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自由記述の分野 |
慢性看護
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、軽度脳卒中患者のセルフマネジメント自己評価尺度案を作成し、尺度案の信頼性・妥当性の検討を行った。先行研究では、軽症脳卒中患者のセルフマネジメントの評価の多くは医療者側から評価されており、患者が自己のセルフマネジメントを身体的・心理社会的に包括して把握できる指標は見当たらなかった。患者自身が自己のセルフマネジメントを評価することで、これまで気づいていなかった脳卒中に対する自己の認識や行動を客観視できるとともに、明確となったセルフマネジメントの状況を専門職者と共有できることは新たな動機づけとなり、セルフマネジメントの継続へとつながって悪化への予防効果が得られると考えられる。
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