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2019 年度 実施状況報告書

地域医療支援病院の看護職向けCBRNE災害応急対応のための自己学習教材の有用性

研究課題

研究課題/領域番号 19K10900
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

佐々木 吉子  東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 教授 (90401356)

研究分担者 駒形 朋子 (阿部朋子)  東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 准教授 (70361368)
池田 正臣  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 講師 (20549927)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードCBNRE災害 / 地域医療支援病院 / 教材開発
研究実績の概要

地域医療支援病院に勤務する看護職向けのCBRNE(Chemical-Biological-Radioligical-Nuclear-Explosive)災害応急対応のための自己学習教材の開発に向けて、2019年度は、文献検討と専門家からの実技指導と助言を受けた。
文献検討は、CBRNE災害対策として、国内外で開発された教育プログラムを用いた訓練の実践報告や、プログラムの評価を扱う研究に焦点化して原著論文を検索、講読した。教育技法としては、e-learning、机上訓練、医療対応訓練などがあり、それぞれのプログラムの開発の経緯や、実施による効果、さらには看護職が訓練に求めている学習項目、訓練の限界などが明らかとなった。また、CBRNE災害発生時には、医療機関間での情報共有や、医療調整が重要であることが示される一方で、出勤について消極的な意向を示している医療者が多いことも複数の研究で明らかにされており、シミュレーションには、こういった内容も考慮したシナリオを盛り込む必要性が示唆された。
化学災害時に傷病者受け入れを行う基幹災害拠点病院等に所属し、災害対策の中心的役割をとっている看護職からは、傷病者受け入れ時の養生法、ゾーニングの原則、個人防護衣の着脱方法、机上シミュレーションでのファシリテーションのテクニック等について指導を受けた。それにより、学習者にとってシミュレーション学習において理解や修得の難しい内容や、教育者に求められる役割が明らかとなった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

開発する教材の対象となる地域医療支援病院の看護職を対象として調査を実施予定であったが、新型コロナウイルスの感染拡大があり、倫理審査の申請も困難となったため、実施できていない。

今後の研究の推進方策

新型コロナウイルス感染症の収束が見えてきたら、調査計画を立てて実施を検討する。また、文献検討を進め、新たな教材開発に向けて情報を集約する。

次年度使用額が生じた理由

技術補佐員を雇用する予定であったが、予定していた人が都合で辞退されたため雇用ができなかった。なお、2020年4月より、特任研究員を雇用している。

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公開日: 2021-01-27  

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