研究課題/領域番号 |
19K10908
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
小原 泉 自治医科大学, 看護学部, 教授 (80266642)
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研究分担者 |
山本 則子 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (90280924)
山花 令子 東京医療保健大学, 看護学部, 講師 (40642012)
野崎 章子 千葉大学, 大学院看護学研究科, 講師 (90361419)
藤原 紀子 東京大学, 医科学研究所, 特任研究員 (30642011)
玉木 秀子 埼玉医科大学, 国際医療センター, 認定看護師 (20838859)
吉村 健一 広島大学, 病院(医), 教授 (30415517)
中濱 洋子 国立研究開発法人国立がん研究センター, 中央病院, 臨床研究コーディネーター室長 (30863542)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 臨床研究看護 / 意思決定支援 / 学習プログラム開発 |
研究実績の概要 |
パイロット調査を研究計画に基づき継続し、学習プログラム2回目を2020年6月下旬に実施、同年10月に学習プログラムの評価に関する調査を終了した。パイロット調査で得られたデータを解析した結果、意思決定支援の実施度、自己効力感、意欲・関心のいずれも期待した測定値上昇を認めなかった。その原因としては、意思決定支援の実施機会がないために無回答の対象者が多かったこと、学習プログラムが介入として希薄だった可能性が考えられた。そこで、アウトカム(エンドポイント)の再検討と、調査の実施可能性および将来的な利便性を考慮し完全オンライン形式とし、内容を強化した学習プログラムを開発することとした。 アウトカム(エンドポイント)は、カークパトリックが提唱した4評価モデルに基づいて再検討を行った。その結果、当該モデルのレベル1にあたる「リアクション」の評価は、学習プログラム後のリアクション・アンケートの内容を強化すること、レベル2にあたる「ラーニング」の評価を新たに設けること、レベル3にあたる「ビヘイビア」の評価は混合研究法を導入して、実施度を評価尺度とインタビューの2つの手法でデータ収集すること、といった新たなアウトカム(エンドポイント)を設定することとした。 学習プログラムは、オンライン形式に変更したことで柔軟なデザインが可能となった。従来のプログラムの1回目と2回目を合わせて1回(半日)で実施し、これをメインプログラムとした。新たに強化プログラムを作成し、1回目受講から1か月以内に受講者が自己学習できるプログラムを作成した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症対策から看護師対象の対面プログラムの実施が困難となったこと、およびパイロット調査の結果からプログラムの大幅改訂が必要となっため。
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今後の研究の推進方策 |
学習プログラムの大幅改訂は概ね終了しており、オンライン形式で実施するためのプラットフォームの確保が出来次第、倫理審査を受審して実施許可を得た後、改訂版プログラムについてのパイロット調査を速やかに実施する。 事例研究は、当初計画では学習プログラム開発終了後を予定していたが、2021年度より同時並行で進めることに変更する。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルス感染症対策から、対面会議が開催困難となり旅費の使用機会が減ったため。加えて、情報収集の目的で参加を予定していた学術会議がweb開催となり、旅費が生じなかったため。 学習プログラムの大幅改訂により、プラットフォームの確保等の当初予定以外の経費が必要となる可能性があり、そちらに使用していく。
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