研究課題/領域番号 |
19K10923
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
宮本 有紀 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 准教授 (10292616)
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研究分担者 |
千葉 理恵 京都大学, 医学研究科, 教授 (50645075)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 共同創造 / コ・プロダクション / Co-production / 協働 / リカバリー / 精神保健 / 患者市民参画 / PPI |
研究成果の概要 |
本研究は、1.精神保健サービスで協働・共同創造がなされると何が起きるのか(共同創造の効果)、2.協働・共同創造はどのような条件で促進あるいは阻害されるのか(共同創造の促進の関連要因)、協働・共同創造のためにできる工夫を明らかにし、3.精神保健領域での共同創造のための提案をすることを目的としていた。 共同創造により提供される「リカバリーカレッジ」に参加したことにより受講者は、ポジティブな変化を感じていたことがわかった。そのような場であるリカバリーカレッジの運用に関わる者のインタビューから、共同創造のためには、患者・支援者という立場ではなく、一人の人として知り合うことの重要性が見出された。
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自由記述の分野 |
精神保健看護学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医療保健福祉は、これまで、医療者や専門職と呼ばれる人々が最善と考えるサービスを提供してきたものの、患者・利用者のニーズや視点に合っていない医療となってしまっていることもあった。よいサービスを作り上げていくために患者・利用者の声は欠かすことができず、患者・利用者の視点や経験・知恵と医療者や専門職者の経験や知識を出し合う「共同創造」が世界的に求められている。また、特に精神保健領域では、患者・利用者の声が届きにくい構造が存在しており、共同創造の推進がますます求められる領域である。本研究では、主に精神保健領域での共同創造をより進めていくための基礎となる研究を行った。
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