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2020 年度 実施状況報告書

シャント発声患者の発声セルフトレーニングプログラム開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K10927
研究機関鳥取大学

研究代表者

三好 雅之  鳥取大学, 医学部, 助教 (60632966)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード食道発声 / 教育工学 / インストラクショナルデザイン / セルフトレーニングプログラム
研究実績の概要

食道発声患者のQOL向上を目的とし、発声セルフトレーニングプログラム開発を昨年度に引き続き実施した。本研究は、Dick and Carry のシステムアプローチモデル1~10に従って実施している。本年度は、プログラム開発として、6. 教授方略の開発、7. 教材の開発と選択、8. 形成的評価の設計、9. 教授方略の改定を計画しており、教材選択決定までを実施した。昨年度実施したニーズ分析の結果、対象者は「こんにちは」等の日常生活で頻用する簡単な言葉の習得を最初のゴールとして望んでいることが明らかとなっている。「こんにちは」を構音できることをゴールとした際に、ゴールにたどり着くために、はじめに飲み込み法にて「あ」が構音できること、母音が構音できること、2つの連続する音が構音できること等の7つのステップがあることが明らかとなった。
今年度実施した、6. 教授方略の開発では、7ステップ毎の教授方略を作成した。具体的には、良い例と悪い例を示し、実際に練習する際は鏡を見ながら、ビデオに録画しながら練習すること、作成したチェックリストを用いてセルフチェックすること、実践できるようになったら評価ステップ毎で評価を受けること等の方略を各ステップの学習内容に応じて改変した教授方略を作成した。また、7.教材の選択では、対象者のニーズや所持しているデジタルデバイス等を考慮し、DVDと紙資料、スマートフォンアプリとすることを検討し開発を進めた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

Dick and Carryのシステムアプローチに沿っておおむね当初の計画通りに進行している。

今後の研究の推進方策

次年度は教育プログラムを完成させ、そのプログラム効果について形成的評価を実施する予定である。

次年度使用額が生じた理由

コロナ禍にて学会会場まで移動しなかったため、旅費として申請していた金額を繰り越す。予算が必要となるがデジタルデバイス活用を見越したプログラム開発経費として使用する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [国際共同研究] University of Hawaii LTEC(米国)

    • 国名
      米国
    • 外国機関名
      University of Hawaii LTEC
  • [学会発表] Mobile Based Learning for Esophageal Speech Patients.2020

    • 著者名/発表者名
      Masayuki Miyoshi
    • 学会等名
      University of Hawaii department of education talk story
    • 国際学会

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公開日: 2021-12-27  

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