研究課題/領域番号 |
19K10961
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研究機関 | 大東文化大学 |
研究代表者 |
本山 仁美 大東文化大学, スポーツ健康科学部, 准教授 (90316620)
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研究分担者 |
山口 浩美 大東文化大学, スポーツ健康科学部, 助教 (60738243)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | GCS評定 / 看護師 |
研究実績の概要 |
本研究は意識レベルスケールのGCS評価に関する思考プロセスを解明するために行っている。2019年度は看護師の意識レベル評価に関する実態調査をおこない、2020年度はその分析と次の研究計画を作成した。2021年度は臨床看護師を対象に面接調査でGCS評価における思考を抽出する予定であったが、COVID-19の流行により臨床看護師の協力が得にくい状況が続き、調査は延期となった。 実態調査研究では、看護師はGCS評価は苦手意識があり、自信をもって意識レベルスケール評定ができる要因には、講習会の参加が重要であることが示唆された。また事例文のGCS評価の分析では、最良言語反応と最良運動反応の評定で誤答が多く、先行研究と同様の結果となった。また講習会参加者は非参加者よりも正答率が高くなり、講習会参加者は意識レベルスケールの評定に関して自信と正確さがあることが示唆される。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
COVID-19の流行が続き、臨床看護師の疲弊などによって対象者の協力が得られにくい状況や、COVID-19に伴う学内業務の増加もあり研究遂行が難しかった。
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今後の研究の推進方策 |
幅広く対象者を集めることが重要となってくる。研究支援業者に対象者募集を依頼するなどこれまでと異なる方法で対象者の協力を得る。
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次年度使用額が生じた理由 |
COVID-19流行により研究対象者の確保が難しく、研究が推進しなかったため費用を要しなかった。 2022年度は対象者確保のために多くの費用を用いる計画である。
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