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2021 年度 研究成果報告書

入院時褥瘡保有患者の生活特性からみた居宅療養支援ツールの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 19K10963
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58060:臨床看護学関連
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

永野 みどり  東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (40256376)

研究分担者 佐藤 正美  東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (60279833)
中村 美鈴  東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (10320772)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード褥瘡 / 入院時褥瘡保有 / 退院支援 / 高齢者施設 / 死亡退院 / クラスター分析
研究成果の概要

調査期間は1年間であった。4病院の合計病床数は2,689床で、新規入院患者は64,898人であった。入院時褥瘡保有患者の延数は324人で、調査期間に褥瘡を保有して2回入院した人は9人、3回が2人あり、実数は312人であった。78%が自宅から入院していたが、退院先として自宅に戻るのは41%となり、高齢者施設や他病院に住まいを移す人が40%、残る20%は入院中に死亡していた。
入院時褥瘡保有患者の特徴を記述するために褥瘡発生要因の情報の欠損の少ない272人ををクラスター分析し、「第1群:セルフケア群」「第2群:低ADL群」「第3群:超ハイリスク群」の3つの特徴あるクラスタ-に分けることができた。

自由記述の分野

創傷ケア(褥瘡ケア)

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、病院内発生褥瘡の数多くの研究が報告され、その成果として病院内での褥瘡発生は減少している。しかし、 入院前発生褥瘡の研究は少なく、入院時褥瘡保有患者はむしろ増加している。本論文では324人の入院時褥瘡保有患者情報を発生要因毎の実数や割合の算出と要因毎の有意差検定した実態調査と、クラスター分析(対象272人)からなる実証的な研究であり、多様な入院時褥瘡保有患者の特徴を統計的に明らかにしている。高齢化社会において病院外来や薬剤指導・栄養指導などの医療提供体制や退院支援や在宅ケアなどの福祉政策の決定の根拠として意義がある。

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公開日: 2023-01-30  

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