研究課題/領域番号 |
19K10965
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 四條畷学園大学 |
研究代表者 |
三浦 藍 四條畷学園大学, 看護学部, 准教授 (10438252)
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研究分担者 |
甲村 朋子 東京医療保健大学, 看護学部, 准教授 (70342136)
瀧尻 明子 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 講師 (70382249)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 外国人看護師 / 外国人介護士 / ベトナム / 認知症 / 看護 / 介護 / 認識 / 外国人 |
研究成果の概要 |
本研究では、日本で働くベトナム人看護師、介護福祉士、その候補生に対する有効な認知症教育を検討するために、ベトナム社会主義共和国ホーチミン市のPham Ngoc tach University of medicineの研究者と協働し、日本での面接調査を実施した。 その結果、多くのベトナム人看護師ならびに介護士が机上の学習内容と実際の認知症高齢者のギャップに戸惑い不安を感じていることが明らかとなった。職場のサポートや支援する高齢者とのポジティブな関わりが不安を軽減すると考えられた。さらに研究結果を活用して、ベトナム現地の学生(180名)を対象に医学、看護、倫理の専門家による講義を実施した。
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自由記述の分野 |
精神看護学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の医療介護分野においても外国人労働者は増加傾向にあり、その結果、様々なコンフリクトが生じている。 本研究では日本で働くベトナム人看護師・介護士が、認知症高齢者との関わりにおいて、机上の学習内容と実際に乖離があることを明らかにした。その背景には、日本の認知症の重症化があり、協働するスタッフのサポートや認知症高齢者とのポジティブな関わりが、その戸惑いや不安を軽減することが示唆された。また、その内容を踏まえてベトナムにて認知症に関する特別講義を実施した。以上から、本研究は日本で働く外国人材への教育支援に有効な示唆を与えたでなく、ベトナム現地における認知症看護教育へも先進的な貢献を果たしたと考える。
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