研究課題/領域番号 |
19K10968
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研究機関 | 川崎医療福祉大学 |
研究代表者 |
永井 庸央 川崎医療福祉大学, 保健看護学部, 准教授 (70433381)
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研究分担者 |
大田 直実 川崎医療福祉大学, 保健看護学部, 教授 (90289588)
光井 綾子 川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 講師 (90457367)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 造血幹細胞移植 / 長期フォローアップ外来 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、造血幹細胞移植後患者対象とした長期フォローアップ外来のケアガイドラインを開発し、その妥当性を確認することである。そのために調査1-3を行う。 調査1「移植後患者への長期フォローアップ外来のニーズ調査」:長期フォローアップ外来に通院する患者5-10名を対象にインタビュー調査を行い、患者のニーズを明らかにする。調査2「ケアガイドラインの開発」:調査1の結果を基に、看護ケアガイドラインを開発する。作成したガイドラインについて移植外来に関係する看護師5名、理学療法士1名、医師1名にインタビュー調査を行い、改善点を明らかにし、修正をし洗練化を図り、ガイドラインを開発する。調査3「ケアガイドラインの有効性の評価」調査2で作成したケアガイドラインを移植後患者に適用する。ガイドラインを適用した患者5名および看護師5名にインタビュー調査を行いその効果を評価する。 2019年度、調査1-3を行ううえで国内における造血幹細胞移植長期フォローアップに関する文献検討を行い、その結果をThe 6th international Nursing Research Conference of World Academy of Nursing Scienceで 「Review:Lomg -Term Follow-up program after Hematopoietic Cell Transplantation」というテーマで発表を行った。また、調査1-3を行うために所属施設の倫理審審査を受け承認を受けた(承認番号19-044)。現在、データ収集を行う研究施設の倫理審査を受けている段階である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
所属施設の倫理審査および、研究施設の倫理審査に時間がかかっている。
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今後の研究の推進方策 |
研究施設の倫理審査の承認後、速やかに調査1「移植後患者への長期フォローアップ外来のニーズ調査」のデータ収集を開始する。そのために共同研究者と今後の進め方について定期的な検討を行いながら進める。また、研究施設協力者と連携を図り、研究対象者の候補者、データ収集の場所などの詳細な調整を行い、迅速にデータ収集を行えるようにする。
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次年度使用額が生じた理由 |
予定していた学会が新型コロナウィルスにより開催が中止となり、予定していた旅費を使用できなかった。 今後、作成するガイドラインのエビデンスとなり得る研究成果を情報収集するために、研究に関連するがん看護学会、日本看護科学学会、日本造血細胞移植学会に参加し、旅費として使用する。また研究施設での倫理申請、対象者への依頼などの文書作成に関連する消耗品購入に使用をする。
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