研究課題/領域番号 |
19K10977
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
木村 真司 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 助教 (10595672)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 看護学 / 行動学 / 栄養学 |
研究実績の概要 |
タッチパネルデバイスを用いた電子通信機器 で「イラスト選択法(食事への関心)」、「イラスト選択法(食事の嗜好)」を行えるようプログラムを作成、修正を行っている。また、刺激画像をモニター上にランダムに表示し、アイトラッキング機器を用いて食物嗜好を測定するプログラムである「アイトラッキング法を用いた食物嗜好評価」可能なプログラムの作成を行っている。 食事への関心度の評価としては、小児の身辺の対象物36個(食品10個、その他26個)のイラスト画を配したパネルから、対象児に任意の10個を選択させる。食品は小児の好きな食べ物の上位10種より、食品以外の物は小児が日常生活で目にするもの26個を選定した。その中に含まれている、食品の数を「食事への関心スコア」とし、調査は食後に実施する。食物の嗜好の評価は、小児の好きな食べ物より36種類を選定(主食、副菜、主菜、果物、菓子・嗜好飲料、ファーストフード)し、36種類のイラスト画を配したパネルから、対象児に任意の10個を選択させる。その中に含まれている①和食の数を「和食スコア」、②飽和脂肪酸を多く含む食品のイラスト数を「飽和脂肪酸スコア」とする。また、食品のカロリーと脂肪含量を「日本食品標準成分表」から算出し、③平均エネルギー、④脂肪エネルギー比率を算出する。調査は食事の影響を避けるため食間に行う。 アイトラッキング法については、使用するイラストや組み合わせ、使用機器について成人の調査報告をもとに作成・調整している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2021年度も2020年度と同様に、新型コロナウイルス感染症により、プログラム開発のためのプレテストを行うことができず、小児に使用できるアイトラッキング法の作成、修正に 時間がかかっているため、達成度が遅れているといえる。
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今後の研究の推進方策 |
作成したプログラムのプレテストを行い、修正したもの用いて、アイトラッキング法とイラスト選択法を用いて食事の関心・食物の嗜好の調査を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
(理由)2021年度も2020年度と同様に、新型コロナウイルス感染症により、プログラム開発のためのプレテストを行うことができず、小児に使用できるアイトラッキング法の作成、修正に時間がかかっているため。 (使用計画)小児に使用できるアイトラッキング法についてプログラム作成を行う。また、作成したプログラムのプレテストを行い、修正したもの用いて、アイトラッキング法とイラスト選択法を用いて食事の関心・食物の嗜好の調査を行う。
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