研究課題/領域番号 |
19K10983
|
研究機関 | 大阪公立大学 |
研究代表者 |
渡邊 香織 大阪公立大学, 大学院看護学研究科, 教授 (30281273)
|
研究分担者 |
桑原 晶子 大阪公立大学, 大学院生活科学研究科, 教授 (00582602)
竹中 重雄 大阪公立大学, 大学院生活科学研究科, 教授 (10280067)
川村 千恵子 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 教授 (20281272)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
|
キーワード | プレコンセプションケア / 教育プログラム / 栄養素摂取 |
研究実績の概要 |
【目的】20歳代の妊娠希望がある女性は、カルシウム、鉄、葉酸などの各栄養素が食事摂取基準値を下回っていることが明らかになった。妊娠の希望の有無に関わらずプレコンセプションケア(PCC)に取り理組む女性は少ないが、関心は持っており、生殖年齢の女性の栄養改善には、専門家が必要な食情報を適切に発信し、リテラシーの向上への支援が重要であることが明らかになった。これらの研究成果を基盤として、最終年度の研究目的は、栄養バランスのよい食事の摂取を含むPCC・ヘルスリテラシーの向上を目指す教育プログラムの有効性を検証することである。女性のPCC・ヘルスリテラシーが向上することで、適切な健康行動・栄養状態の改善に繋がるアプローチとしての活用が期待でき、看護学の実践に有用であるという意義を有する。 【対象と方法】1群の前後テストデザインによる準実験的デザイン 教育プログラムの内容:オンデマンドe-learningにて講座を受講する。限定you tubeにチャンネルを開設し、動画閲覧用のリンクを研究対象者のメールに送付。プログラムは、プレコンセプションケアについて導入、栄養に関する知識と実践、月経に関する基本的な知識、月経とセルフケア:アロマオイルなどの実践、性感染症に関する知識と予防、月経痛の軽減・自律神経を整える体操、ストレスマネジメントの7本の動画で構成する。受講前、受講直後、受講1か月後に、web上の自記式質問票調査を実施。研究対象者:18~39歳の女性50名 調査内容:年齢、婚姻、出産経験、半年以内の妊娠の希望の有無、プレコンセプションケアへの関心、これまでのプレコンセプションケアに関する教育の受講の有無、体型の認識、プレコンセプションケア・ヘルスリテラシー尺度、カーディフ妊孕性知識尺度日本語版、プログラムの有用性の評価 研究倫理委員会に審査申請中であり、承認を受けて実施予定である。
|