研究課題/領域番号 |
19K10983
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 大阪公立大学 (2022-2023) 大阪府立大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
渡邊 香織 大阪公立大学, 大学院看護学研究科, 教授 (30281273)
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研究分担者 |
桑原 晶子 大阪公立大学, 大学院生活科学研究科, 教授 (00582602)
竹中 重雄 大阪公立大学, 大学院生活科学研究科, 教授 (10280067)
川村 千恵子 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 教授 (20281272)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | プレコンセプションケア / 教育プログラム / 栄養素摂取 |
研究成果の概要 |
生殖年齢女性の栄養摂取評価から、葉酸の充足には年齢(オッズ比[OR]:1.09)、ビタミンB2,B6の充足には、年齢(OR:1.05,R:1.05)、適正体重の維持(OR:.47,OR:.48)が有意に関連していた。また、栄養バランスのよい食生活を目的変数とした回帰分析の結果、食生活リテラシー(OR:1.77)、専門家の情報源(OR:3.68)、SNS(OR:.44)が有意に関連していた。プレコンセプションケアに取り組む女性は少ないが関心は有することから、栄養バランスの良い食事摂取に向け支援として、これらの結果を基に、リテラシーの向上を目指す教育プログラムを構築し有効性を検証している。
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自由記述の分野 |
生涯発達看護学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果により、20代の女性を中心とした若い年代の女性を対象に、妊娠前からの適正体重の評価を含む栄養バランスの良い食事を摂取できる支援方法を検討する基礎的資料となる。さらに、生殖年齢にある女性に対してプレコンセプションケア・ヘルスリテラシーが向上することで、適切な健康行動・栄養状態の改善に繋がるアプローチとしての活用が期待され、看護学の実践に有用であるという意義を有する。さらに、多忙な就労女性も取り入れやすいオンデマンド形式による教育プログラムツールを提供することで、プレコンセプションケアの普及の一助となることが期待でき、社会的意義があると考えられる。
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