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2023 年度 実績報告書

ファミリーパートナーシップに基づく育児支援プログラム導入による介入効果の検証

研究課題

研究課題/領域番号 19K11002
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

岡光 基子  東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 准教授 (20285448)

研究分担者 矢郷 哲志  東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 助教 (00778243)
大久保 功子  東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 教授 (20194102)
幸本 敬子  東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 非常勤講師 (80778960)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード子育て支援 / ファミリーパートナーシップモデル / 産前産後 / 専門職育成 / こども虐待予防
研究実績の概要

英国で開発されたファミリーパートナーシップモデル(Family Partnership Model, FPM)に基づく産前・産後プロモーショナルガイド(Promotional Guide, PG)は、支援者と親の間でパートナーシップを築きながら、親との対話を促進し支援を行うためのプログラムである。これまで、行政機関における親子支援に関わる保健師などの専門職を対象に、日本語版PGを用いた講習会を開催してきた。
当該年度は、フィージビリティスタディとして既存データを分析し、プログラムの実現可能性や適応、実践における有用性を評価した。また、講習を受講したことによる実践の変化について、自由記述の内容を質的研究支援ソフト(NVIVO)を用いて分析した。その結果、以下の7つのカテゴリーに分類された:父親を含めた家族を対象とする、パートナーシップを構築して伴走する、親に主体的に話してもらい傾聴する、相手の真のニーズを把握する、子どもと親の強みに着目する、子どもの発達に影響する要因を捉える、産前産後の支援においてPGを活用する。対象者の反応はプログラム自体に対して肯定的であった一方で、翻訳された資料の言語的な課題や、実践におけるプログラムの適用に関する課題も明らかとなった。これらを踏まえ、原版開発者から定期的なスーパーバイズを受け、プログラムの文化的適応に関する検討および導入に関する留意点や方策の具体的な検討を行った。専門職がより柔軟に実践で活用しやすいものにするため、研修方法・体制の検討が必要である。また、PGを用いた支援を継続するためのフォローアップのあり方についても課題が明らかとなり、今後の充実に向けた検討が求められる。

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公開日: 2024-12-25  

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