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2020 年度 実施状況報告書

小児がん治療中の子どものきょうだいとの情報共有指針の開発と実践

研究課題

研究課題/領域番号 19K11003
研究機関名古屋大学

研究代表者

新家 一輝  名古屋大学, 医学系研究科(保健), 准教授 (90547564)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードきょうだい / 小児がん / 自分らしさ / 成長発達 / 情報共有指針
研究実績の概要

研究Ⅰ.小児がん診断以降、積極的な治療期にある子どものきょうだいで、学齢期以降にある方々ご自身の認識を通して、以下の内容を明らかにする。質的手法を用いて、家庭、保育・教育機関といった生活や医療との関係性のなかで体験してることを明らかにする。同時に、量的手法を用いて、自尊心やQualitiy of Life (QOL)、出現している情緒と行動の問題の程度を含む心身の状態について明らかにする。
研究Ⅱ.同じく、診断時以降、積極的な治療期にある子どものきょうだいで、幼児期以降(学齢期以降も含む)にある方々の親(主な養育)の認識を通して、以下の内容を明らかにする。質的手法を用いて、家庭、保育・教育機関といった生活や医療との関係性のなかで体験していることを明らかにする。同時に、量的手法を用いて、自尊心やQOL、出現している情緒と行動の問題の程度、人格的成長を含む心身の状態について明らかにする。

上記目的に沿った調査を重ねデータを蓄積している。
今年度は、COVID-19対応のため新規の調査を控え、データの分析を中心に行った。また、これまでに継続してきた調査機関やその他の医療機関や地域の場でのフィールドワークを、今年度はオンラインに切り替えて実施した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

COVID-19に伴う対策のため、調査再開を自粛したため、やや遅れている。
一方で、これまでの調査で得た情報の分析に着手し、再開に備えている。

フィールドワークを通してた情報取集については、オンラインでの実施に切り替え実施している。

今後の研究の推進方策

COVD-19感染対策のためのインタビー調査の自粛だけでなく、COVID-19対策に伴い、調査対象の生活体験自体が大きく影響を受けている可能性があり、実際にオンラインでのフィールドワークや、医療機関の状況より影響を受けている状況を聞き取っている。
COVID-19対策が求められる前までに収集した情報の分析を行い、調査再開した際の調査内容について整理をしておき、再開を待ち実施していく。

次年度使用額が生じた理由

COVID-19対応に伴い、調査実施を自粛したことと、情報収集と成果報告のための会議や学術集会の現地開催が少なくなり、旅費や謝金の執行ができなかった。
オンラインでの調査や情報収集環境を整備していく。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 思春期学会員のための小児期発症の慢性疾患患者の成人移行支援ガイド:第8章 きょうだい2020

    • 著者名/発表者名
      新家一輝
    • 雑誌名

      思春期学

      巻: 38 ページ: 288-293

  • [雑誌論文] 病気や障害をともなう子どものきょうだい2020

    • 著者名/発表者名
      新家一輝
    • 雑誌名

      小児看護

      巻: 43(10) ページ: 1230-1235

URL: 

公開日: 2021-12-27  

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