研究課題/領域番号 |
19K11031
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
大北 真弓 三重大学, 医学系研究科, 助教 (30806914)
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研究分担者 |
仁尾 かおり 三重大学, 医学系研究科, 教授 (50392410)
村端 真由美 三重大学, 医学系研究科, 准教授 (30363956)
岩本 彰太郎 三重大学, 医学部附属病院, 准教授 (20456734)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 重症心身障害児 / 痛み / 評価 / 尺度 |
研究成果の概要 |
本研究は、重症心身障害児など言葉で痛みを伝えられない子どもの慢性疼痛を測定する尺度「Paediatric Pain Profile日本語版」を開発し、その信頼性と妥当性を実証した。さらに、Paediatric Pain Profile日本語版を使用し、重症心身障害児の痛みの代理評価に与える要因として、その子どもをよく知る人はその子どものことを知らない人よりも痛みのスコアを高くつけたという観察者側の要因と、医療依存度の高い低年齢の子どもたちや側弯のある高年齢の子どもたち、そしてGERのある子どもたちの痛みスコアが高くなったという子ども側の要因を明らかにした。
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自由記述の分野 |
小児看護学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Paediatric Pain Profile日本語版を開発したことで、重度の神経筋疾患患児の慢性疼痛を測定することができるようになった。このことは、今まで見過ごされてきた彼らの痛みの存在に周囲の大人が気づき、痛みの変化を観察し、原因を探ることにつながる。また、スコアを親や医療者などチームで共有することで、早期に痛みを緩和することにつながる。重症心身障害児はてんかんや側弯、GERDなどによって慢性的に苦痛を感じているのに、日本では彼らの痛みに関する研究はほとんど見当たらない。信頼性と妥当性が実証された尺度ができたことで、この分野の緩和ケア研究が促進されることが期待される。
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