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2021 年度 実施状況報告書

生殖補助医療を受けた妊産婦の周産期メンタルヘルスケアー不安を中心とした量的解析

研究課題

研究課題/領域番号 19K11032
研究機関北海道大学

研究代表者

近藤 祥子  北海道大学, 保健科学研究院, 准教授 (40423248)

研究分担者 古田 真里枝  京都大学, 医学研究科, 教授 (20390312)
大西 舞子  京都大学, 医学研究科, 技術職員 (50779262)
山田 重人  京都大学, 医学研究科, 教授 (80432384)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード高度生殖補助医療 / 不妊治療 / 不安 / メンタルヘルス / 助産
研究実績の概要

2020年までにWebを用いたアンケートシステムを構築し、各研究協力機関においてリクルートを行い、回答者を募り、回答を得た。リクルートを呼びかけるリーフレットを3000枚以上配布した。コロナ感染症拡大状況を鑑みると、2021年度は、2020年度に比して医療機関での対応の順化があったものの、感染者数がこれまでになく多い第4波、第5波があったことから医療機関における部外者の出入りに対する規制は強く、研究協力機関における研究者の研究目的での施設の立ち入りは大幅に制限された。このため、研究者が研究対象者に直接声をかけて研究協力を求める働きかけを行うことができず、2020年度に引き続き、研究協力機関におけるリーフレットの配布に留まり、研究対象者が十分なインセンティブを持つことが難しい状況が続いた。このため、Webを用いたアンケートシステムに回答を行なった対象者数が伸び悩んでいる(本研究では3回の回答を求めるコホート試験であるが、1回目の回答面にアクセスした人数が166人、1回目のアンケートの回答を完了した人数は117人、2回目を完了した対象者数が64人、3回目を完了した対象者数が43人である)。これに対応する策として、研究実施者が直接リクルートできる状況にある新たな研究実施施設を増やした。新たな研究実施施設を加えた倫理審査変更をおこない、許諾が得られたため、合計4施設において研究対象者のリクルートを行っている。研究実施者が直接リクルートが行える研究実施施設における年間分娩数は減少傾向にあり(年間300件程度)、短時間での大幅なリクリート数の増加を見込むことができないため、すでにある研究協力施設(年間分娩数1000件程度)において引き続きリクルートの協力の要請を続ける。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

コロナ感染症拡大により研究者が研究実施施設病院への立ち入りが制限され、対象者に直接声をかけ研究協力を依頼できる状況が大幅に制限された。回答へのインセンティブを高く設定できておらず、研究協力者のリクルートに大きな支障がでている。

今後の研究の推進方策

研究実施者が外来業務に従事できる病院も実施施設として認められることができたため、引き続きリーフレットの配布を研究実施機関における協力依頼を行う。

次年度使用額が生じた理由

コロナ感染症拡大のため、海外学会等での発表のための渡航費の執行がなかった。これに代わり、研究対象者のリクルートのための期間を延長し、リクルートに必要な経費とする。

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公開日: 2022-12-28  

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