研究課題/領域番号 |
19K11035
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研究機関 | 埼玉県立大学 |
研究代表者 |
鈴木 幸子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (30162944)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 分娩介助実習 / 学生の報告 / 評価票 |
研究実績の概要 |
2021年度も、コロナ禍のため通常の分娩介助実習ができず、代替の学内実習を数事例と6例程度の実際の分娩介助で終わることになった。そのため、実習指導者へのインタビューも中止とした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナ禍のため、学生の分娩介助実習の日数や時間数が制限されたため、通常の1例から10例までの積み重ねのプロセスが経験できなかった。学生の報告に関する習熟も学内で模擬事例に関する教員への報告や紙面上での助産計画の立案にとどまり、実際の臨床での経験は6例程度に限定されていた。そのため10例までの臨床での分娩介助経験による「報告」の習熟が測定できなかった。
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今後の研究の推進方策 |
COVID-19の影響がこの先も続きそうなので、1例から10例までの報告の習熟プロセスを観察して評価尺度を作ることは現実的には不可能なため、実習の最終段階に求められる報告の能力に焦点化して評価票の作成を試みたい。 そのため2022年度に期間を延長したので、今年度は以下の計画とする ①報告の評価票試案作成 ②報告の評価票試案のプレテスト実施(学生約20名に対して臨床での分娩介助1例目と最終の2回調査)試案への意見収集③報告の評価票への意見聴取(臨床指導者6名程度に対してグループインタビュー実施)④学生の初期計画にみる全体像と課題をとらえる力の評価(データ収集済み)⑤報告の評価票試案の修正
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次年度使用額が生じた理由 |
2021年度はコロナ禍で通常の分娩介助実習ができず、全く研究が進まなかったため2022年度に期限を延長した。計画を修正して学生への調査費および臨床指導者へのインタビュー調査日として支出の予定
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