学生と臨床指導者への面談から明らかにした、助産学生の分娩介助実習の報告の習熟プロセスは、「序盤(1~3例)は「質問されながら報告を組み立てる」「カルテ情報など狭い情報収集」だが、中盤(4~7例)になると「産婦の様子、胎児や家族の情報が入る」「根拠をもって行動計画が言える」「心理面への行動計画が入る」、終盤(8~10例)では「自分から報告でき、個別性も入る」であった。それを基に「報告の評価票原案」を作成し、23名の助産学生が1例目と最終事例で評価した。さらに臨床指導者から意見を反映して、報告の方法について2項目、報告の内容について6項目の「助産学生の分娩介助実習の報告の評価票試案」を作成した。
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