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2019 年度 実施状況報告書

思春期発症1型糖尿病患者の病気の受容のプロセスと関連要因に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K11040
研究機関岡山県立大学

研究代表者

沖本 克子  岡山県立大学, 保健福祉学部, 教授 (20309652)

研究分担者 網野 裕子  岡山県立大学, 保健福祉学部, 助教 (00405482)
レンデンマン 美智子  医療創生大学, 看護学部, 教授 (10807720)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード思春期発症糖尿病 / 病気の受容
研究実績の概要

思春期に1型糖尿病を発症した患者の多くは、病気の受容が困難であることが指摘されている。病気の受容ができないと、良好な血糖コントロールが得られず、20歳代で合併症が発症するリスクが高まる。しかし、思春期発症1型糖尿病患者はいつどのように病気を受容していくのか、さらにどのような要因が病気の受容に関連しているのかについて明らかではない。そこで、本研究は、思春期発症1型糖尿病患者の病気のプロセスとその関連要因について明らかにすることを目的とする。
2019~2020年度は、インタビュー調査により、思春期発症1型糖尿病患者の病気の受容のプロセス(どのような経験を積み重ねて病気を受容しているのか)を明らかにする予定であり、2019年度の終わりにはインタビュー調査を開始する予定であった。しかし、新型コロナ感染症のため、インタビュー調査に着手できなかった。
本研究への示唆を得るために、思春期発症2型糖尿病の青年へのインタビュー調査の結果を分析した。その結果、「2型糖尿病であることを友達や教師に話したくない」ことや、「療養を頑張っている自分と頑張れない自分の間で揺らぐ」ことなどが明らかになり、思春期発症2型糖尿病の青年は病気の受容が困難な状況にあった。この結果は、思春期発症1型糖尿病患者へのインタビュー調査の結果の分析や考察に資することができると考えられる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

新型コロナ感染症のため、インタビュー調査に着手できなかった。

今後の研究の推進方策

次年度は、新型コロナ感染症の状況によっては、オンラインによるインタビュー調査を検討し、インタビュー調査を進めていく。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナ感染症により予定していたインタビュー調査を実施できなかったために、次年度使用額が生じた。今年度はインタビュー調査を進めていく。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Diabetes Distress in Emerging Adults with Youth-onset Type 2 Diabetes2020

    • 著者名/発表者名
      Okimoto Katsuko, Amino Yuko
    • 学会等名
      The 6th International Nursing Research Conference of World Academy of Nursing Science
    • 国際学会

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公開日: 2021-01-27  

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