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2022 年度 研究成果報告書

ヘルスリテラシーや学校保健活動参加がパレスチナ人生徒の就学継続に与える影響

研究課題

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研究課題/領域番号 19K11045
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58070:生涯発達看護学関連
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

藤屋 リカ  慶應義塾大学, 看護医療学部(藤沢), 准教授 (40583935)

研究分担者 神馬 征峰  東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (70196674)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードヘルスリテラシー / 学校保健 / 紛争 / パレスチナ / 質的研究法
研究成果の概要

本研究では、紛争の長期化により社会的政治的に困難な状況にあるパレスチナにおける青少年の学校教育からの中途退学の問題に対して、ヘルスリテラシーを高め健康によりよく生きることが学校教育を継続するための一助になる可能性を探索した。その方法として、本研究立案における先行研究で収集された量的データの分析と考察、文献レビュー、質的研究手法による調査を実施した。同時に、青少年のヘルスリテラシーと関連要因について評価するためのアンケート用紙を作成した。研究結果を発表した論文において、就学年齢にある青少年に対して、政策立案者はヘルスリテラシーの概念を教育と保健医療制度の両方に組み込むことを推奨した。

自由記述の分野

国際保健

研究成果の学術的意義や社会的意義

パレスチナにおいて青少年のヘルスリテラシーの研究は非常に限られており、ヘルスリテラシーと学校教育についての探索と考察は初めての試みであり、学術的意義を持つ。また、紛争下のパレスチナで生きる青少年にとって、ヘルスリテラシーは、暴力への直接的な曝露と健康の因子としての栄養状態との関連を緩和すること、さらに、高いヘルスリテラシーのレベルは、暴力にさらされた場合でも健康に過ごすための一助になっていることが明らかになった。これらの結果をもとに、就学年齢にある青少年に対して、政策立案者はヘルスリテラシーの概念を教育と保健医療制度の両方に組み込むことを推奨したことは、社会的な意義があるといえる。

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公開日: 2024-01-30  

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