研究課題/領域番号 |
19K11071
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
山田 晃子 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (70588524)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | かかりつけ医 / 保護者 / モバイル手帳 / 対話 / 家庭看護力 |
研究実績の概要 |
保護者と子どものかかりつけ医との対話を促す為には、子どもの急な発病時における保護者の看護力の向上が欠かせない。保護者の看護力向上を支援するために、①子どもによく見られる症状、ホームケア等保護者として必要な基礎知識、②子どもの急病時の身体的アセスメントに必要な症状の記録を兼備えた『こどもケア手帳ソフトウェア』を開発する。そのために、保護者にインタビューを行い、子どもの急病時の対応、観察したこと、困りごと等を明らかにする。結果を基に『こどもケア手帳ソフトウェア』を制作し、保護者に試用と評価を依頼し、修正を行う。保護者とかかりつけ医との対話を促すために、保護者の子どもの急病時における家庭での対応、子どものどこを観察したか、困ったこと等を明らかにし、携帯端末で利用できるこどもケア手帳の開発、評価と修正を目的とする。 2019年度は、子どもの急病時における保護者の対応の状況や困ったことを明らかにするためのインタビュー調査を行う予定であった。当初の計画では、インタビュー調査の項目を、子どもの急病時における家庭での対応を中心に計画していた。しかし、本研究は、かかりつけ医との対話を促すための研究としているため、具体的インタビュー内容を作成するにあたり、医療者との対話に関する先行研究の文献検討をさらに深める必要があると考えた。そのため、今年度は、対話に関する先行研究の文献検討文献検討から取り組んだ。また、インタビュー調査の分析、ソフトウェアの開発に協力して頂く研究者への依頼を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
今年度は、インタビュー調査の内容を作成するために、医療者との対話に関する文献検討、情報収集、研究者への依頼など、インタビュー調査の実施に準備を要した。
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今後の研究の推進方策 |
今年度は、文献検討を基にインタビューガイドの作成、倫理審査への申請、実施に向けて取り組む予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
今年度は計画を変更し、インタビュー調査を実施しなかったため、次年度に予算額が繰り越しとなった。
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