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2020 年度 実施状況報告書

保護者と子どものかかりつけ医との対話を促進するためのモバイル手帳開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K11071
研究機関奈良県立医科大学

研究代表者

山田 晃子  奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (70588524)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード対話 / 家庭看護力 / かかりつけ医
研究実績の概要

保護者の看護力向上を支援するために、①子どもによく見られる症状、ホームケア等保護者として必要な基礎知識、②子どもの急病時の身体的アセスメントに必要な症状の記録を兼備えた『こどもケア手帳ソフトウェア』を開発する。そのために、保護者にインタビューを行い、子どもの急病時の対応、観察したこと、困りごと等を明らかにする。結果を基に『こどもケア手帳ソフトウェア』を制作し、保護者に試用と評価を依頼し、修正を行う。保護者とかかりつけ医との対話を促すために、保護者の子どもの急病時における家庭での対応、子どものどこを観察したか、困ったこと等を明らかにし、携帯端末で利用できるこどもケア手帳の開発、評価と修正を目的とする。
2020年度は、保護者が子どもをかかりつけ医に受診させたときの経験、かかりつけ医とのコミュニケーション、困ったこと等を明らかにするための保護者にインタビュー調査を行う予定であった。しかし、新型コロナ感染症の拡大に伴い、インタビューを依頼することは、難しいと考え、インタビューは次年度以降に延期することとした。今年度は、インタビューガイドを作成するにあたり、医療者と患者における「対話」の概念分析に取り組んだ・また、医療者と保護者のコミュニケーションや意思疎通に関する先行研究の文献検討、ソフトウェア開発のための原案を作成するための文献収集、文献検討、知見を深めるための学会参加を中心に行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

新型コロナ感染症の拡大に伴い、対象者の安全の確保を考えるとインタビューを依頼すること自体が難しいと考え、インタビューは次年度以降に延期することとし、文献検討を中心に行ったため。

今後の研究の推進方策

感染状況を踏まえながら、計画の実施順序を変更していく。ソフトウェア開発のための文献検討、原案作成、ソフトウェア開発会社の選定など、感染状況に影響されないことから、できることを進めていく。インタビューは、できる限り対面で行いたいと考えているが、難しいようなら、オンラインでの面会も検討する必要がある。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナ感染症の拡大により、研究の実施が進まないため、翌年に繰り越した。

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公開日: 2021-12-27  

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