• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 実施状況報告書

保護者と子どものかかりつけ医との対話を促進するためのモバイル手帳開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K11071
研究機関奈良県立医科大学

研究代表者

山田 晃子  奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (70588524)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード保護者 / かかりつけ医 / 対話 / 観察 / アプリケーション
研究実績の概要

本研究では、保護者とかかりつけ医の対話を支えるために、子どもの急病時の身体的アセスメントに必要な症状の記録、子どもによく見られる症状のホームケアの基礎知識を兼備えた携帯電話用アプリケーションを開発することである。
2022年度は、6歳以下の子どもの保護者のべ9名に、インタビュー調査を実施した。インタビューでは、子どもが急病してかかりつけ医を受診した際の経験を中心に語っていただいた。インタビュー調査の逐語禄から、子どもが受診した時の症状、急病した時の不安や思い、かかりつけ医との対話を促す要因、阻害する要因などを検討した。調査結果を踏まえて、専門書や文献の知識を統合し、携帯電話用アプリケーション「子ども視る手帳」を開発した。
「子ども視る手帳」アプリは、①子どもが急病したときの体調の記録、②子どもの急病時のホームケアを搭載している。①子どもが急病したときの体調の記録は、子どもが受診してかかりつけ医や看護師に子どもの病状を説明をする際に、アプリの画面を見せて子どもの体調を伝えるのに役立ててもらうことを意図して作成した。また、②子どもの急病時のホームケアは、発熱、下痢、嘔吐、咳について、家庭での対応に役立ててもらうために作成した。
より質の高いアプリを開発するために、観察項目の原案について、小児看護学研究、小児救急看護認定看護師から、助言を頂き反映させた。アプリは、開発会社の協力のもと開発を進め、2023年3月にアップルストアより、一般公開された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

保護者へのインタビュー調査を終了し、アプリケーションを開発してアップルストアに一般公開をした。現在、保護者、小児看護学研究者からアプリケーションに関する意見をいただき、アプリケーションの修正し洗練している。

今後の研究の推進方策

修正したアプリケーションを、さらに保護者、看護師に確認していただき、保護者が子どもの急病や受診の際に役に立つように、修正を重ね洗練する。また研究結果をまとめ、学会発表、論文投稿をする予定である。

次年度使用額が生じた理由

学会をWEB参加としたため、学会参加に計上していた旅費を使用しなかった。まだ、投稿論文を作成していないため、論文投稿に関わる費用も使用しなかった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023 2022

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 保護者と子どものかかりつけ医との対話に影響する要因2023

    • 著者名/発表者名
      山田晃子
    • 学会等名
      第70回日本小児保健協会学術集会
  • [学会発表] 患者が認識する医療者と患者における対話の概念分析2022

    • 著者名/発表者名
      山田晃子
    • 学会等名
      第42回日本看護科学学会学術集会

URL: 

公開日: 2023-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi