研究課題/領域番号 |
19K11090
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研究機関 | 大阪公立大学 |
研究代表者 |
古山 美穂 (大北美穂) 大阪公立大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (40290366)
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研究分担者 |
渡邊 香織 大阪公立大学, 看護学研究科, 教授 (30281273)
山野 則子 大阪公立大学, 人間社会システム科学研究科, 教授 (50342217)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 思春期 / 多職種連携 / 学校 / 要支援児童 / 子育て支援 / 地域 |
研究実績の概要 |
目的1 地域の特色に馴染んだ「チーム思春期」の組織化までのプロセスを明らかにするに対しては、大阪府下で「河内長野・富田林地区」「北河内地区」「堺地区」「羽曳野地区」「それ以外の地区その他」を立ち上げ、既存のシステムではカバーできない専門職間の連携ができるようにした。情報発信、勉強会、活動、調査・研究の4つの柱を立てて多職種連携を強化する仕掛けをつくった。会に登録する専門職は増減もあり現在185名である。コロナ禍で対面での交流ができないため、zoomを利用して月に1回ワールドカフェを企画したり(現在18回行った)、LINEによるオープンチャットで5つのトークルームを開いたりしている。社会環境や登録者のニーズに合わせて新しい仕掛けを創ってきたが、組織化が促進したり、阻害されたりする因子までは明らかにできなかった。 目的2 支援者への影響については年に1回計3回の評価を行った。顔が見える人や機関ができた(52%、59%、75%)、元々知っている人や機関をさらに深く知るようになった(48%、64%、80%)、その専門家や機関は2人以上あるいは2機関以上と複数である(55%、67%、60%)、他分野と違う自身の職業アイデンティティが明確になった(46%、61%、70%)、自身の仕事や活動にやりがいが高まった(72%、74%、80%)、情報や援助希求先などが増えた(64%、91%、80%)と「チーム思春期」の効果が一定認められた。ただ評価への回答率が19.2%、11.0%、10.8%と低く、全登録者の役に立つチームを組織化できたかを評価するには課題が残った。
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