研究課題/領域番号 |
19K11096
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 東京情報大学 |
研究代表者 |
水野 芳子 東京情報大学, 看護学部, 教授 (20730360)
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研究分担者 |
仁尾 かおり 大阪公立大学, 大学院看護学研究科, 教授 (50392410)
檜垣 高史 愛媛大学, 医学系研究科, 寄附講座教授 (60253308)
西村 あをい 湘南鎌倉医療大学, 看護学部, 教授 (60352689)
田中 学 東京情報大学, 看護学部, 助教 (10649221)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 小児期発症慢性疾患 / 成人期 / 成人移行支援 / 小児医療施設 |
研究成果の概要 |
本研究では、小児医療施設で診療を受ける成人期の小児期発症慢性疾患患者に関わる看護師の困難感とケアの工夫、小児期発症慢性疾患の成人患者本人と家族の思いや要望を質的に把握し分析した。また全国の小児科外来看護師から成人移行支援の現状と成人期の小児期発症慢性疾患患者の支援についての困難や考えを質問紙法にて把握した。これらの研究成果を関連する学術集会での演題発表や交流集会の実施により、関わる医療者が実践を振り返る機会となり患者と家族の看護ケアの検討に役立ったと考える。また協力施設に配布した「成人期の小児期発症慢性疾患患者の看護ケアの視点」は現在推進されている成人移行支援の一助となると期待できる。
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自由記述の分野 |
小児看護学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年小児医療において成人移行医療が推進されているが、これは発達段階に応じた医療の主体を本人へ移すことと成人診療科への転科が含まれている。しかし、成人診療科への転科困難な患者が増加しており、小児医療における課題となり、患者・家族もその状況に不安を感じていると推察されている。本研究の成果は、そのような患者・家族が安心して診療を継続し、どこで治療を受けても発達段階や疾患・障害に必要な看護ケアが受けられる視点を提示した。転科支援のみでなく、必要な看護ケアに着目した点に学術的意義があり、小児期発症慢性疾患患者と家族の安心を重視し成人移行支援を進める視点に、社会的意義があると考えている。
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