研究課題/領域番号 |
19K11111
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
藤井 かし子 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 助教 (80837500)
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研究分担者 |
福本 貴彦 畿央大学, 健康科学部, 准教授 (10412149)
本田 育美 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 教授 (30273204)
林 登志雄 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 教授 (80303634)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 足 / 足の測定項目 / 足のアセスメント / 歩行速度 / 足趾把持力 / 看護師 / 介護職員 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、1)通所施設に通う在宅高齢者の足部の生理的、機能的、形態的特徴と転倒要因リスク関連の関係性の解明を行い、2)居宅サービス事業所に勤務する看護・介護職員のフットケア知識と実践力の実態を把握すること である。 2019年に愛知県N市22か所 (1か所のデイサービスは3回に分けて調査したため22か所と換算) のデイサービス、デイケアにおいて合計176名の高齢者に対して足の実態調査を行い、集計、分析を行った。利用者調査においては、足のアセスメントシートをもとに、浮指、足指の変形、胼胝や鶏眼、足趾間の皮膚の浸潤、爪の色調変化、足アーチの変形、爪の長さ、爪の肥厚、足趾把持力、その他の項目において、アセスメントと機器 (フットルック フットルック社、TKK 3362 竹井機器工業) を用いて足の状態についての調査、歩行速度、皮膚温度の調査を行い、集計分析をした。176名のうち23名においては、2時点においての足の調査を行い、集計分析が終了している。 2019年7月から8月までに居宅サービス事業所であるデイサービス、デイケア、訪問看護ステーション、訪問介護ステーションを名古屋市のリストからランダムに抽出した。研究承諾を得た居宅サービス事業所のうち、35か所の看護師・介護職員を対象に、フットケアの知識と実践力を測定する質問表と基本属性及び現在の日常のケアに関する実態やフットケアに関する考え方に関する質問表を配布し、プライバシーが確保できる個別の封筒で回収を行った。回答した232人のうち225名 (有効回答) を分析対象とした。 すでにデータ収集、解析が終了している.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
すでに調査、解析が終わり、論文投稿で査読中である。
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今後の研究の推進方策 |
2種類の国際誌に投稿されるまで粘り強く査読とのやり取りを進める。 調査に協力をしてくださった施設を中心に具体的な結果報告を行う。 虚弱高齢者の運動機能向上、転倒予防のための提言を行い、政策に結びつくような働きかけを行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
今年度、来年度とも出版に関する必要と公表する学会費用 および、協力をしてくれた施設への公表にかかわる費用に使用する予定である。
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