研究課題/領域番号 |
19K11139
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
山本 美輪 香川大学, 医学部, 教授 (70353034)
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研究分担者 |
中島 智晴 大阪府立大学, 人間社会システム科学研究科, 教授 (20326276)
前川 泰子 香川大学, 医学部, 教授 (60353033)
三好 陽子 鳥取大学, 医学部, 准教授 (80746967)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | シミュレーション教育 / 看護教育 / 効果 / 認知症ケア / テキストデータマイニング |
研究実績の概要 |
2019,2020年度研究実績 倫理審査会に研究計画書を申請し承認された。そして、研究協力者である元蔚山科学大学看護学科長・精神看護学教授Kim So Ok先生を講師に、T大学看護学科2回生、O大学看護学科2回生を対象に講演会「韓国の看護教育におけるシミュレーション教育」を開催した。参加者は、T大学では85名、O大学では80名の計162名だった。そして、参加者の感想レポートより「韓国のシミュレーション教育の目的と効果」について記述で回答してもらい、そのテキストデータを富士通トレンドサーチにてテキストデータマイニング分析を行った。その結果、韓国のシミュレーション教育の効果は、コミュニケーション能力や学生が主体的に取り組むことができることであり、それは安全な環境下でシミュレーションによる知識や技術演習、そして課題解決をアセスメントし失敗も学ぶことができるという内容であることが示唆された。
2021年度研究実績 2020,2021年COVID-19の影響で研究者は韓国へ渡航できなかったため、2021年2月2日K大学、同日O大学をZoomで中継し、元蔚山科学大学(韓国)看護学科長Kim So Ok先生講師「韓国の看護教育におけるシミュレーション教育」を開催した。K大学では58名、O大学では64名の計122名の参加を得た。また12月21日、同様に講演会を開催しK大学58名、O大学65名の計123名の参加を得た。これより、計3回の講演会で感想レポートを提出された2022年1月時点で20歳以上の計407名より感想レポートを得ることができた。今後は、計407名の感想レポートをテキストデータに変換し、富士通トレンドサーチにて韓国のシミュレーション教育の効果をテキストデータマイニングにて明らかにする予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2020年からのCOVID-19の影響で研究者が韓国に行けない状況が継続している。だがその状況においても元蔚山科学大学看護学科長、精神看護学教授Kim So Ok先生の研究協力を得ることができ、題目「韓国におけるシミュレーション教育」講演会(うち2回はZoom開催)を計3回開催することができた。これらの講演会参加者のうち、2022年時点で20歳以上は計407名となり、講演会参加者からのテキストデータより韓国のシミュレーション教育における効果を明らかにするため富士通トレンドサーチを用いてテキストデータマイニングする段階まで進んでいる。そのためやや遅れていると判断した。
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今後の研究の推進方策 |
2020年度に得られたデータより、題目「韓国におけるシミュレーション教育」講演会参加者85名のテキストデータより「韓国のシミュレーション教育の効果」に関して富士通トレンドサーチを用いてテキストデータマイニングを行った。その結果、教育の効果は、2つの大きなグループ<能力>と<できる>がマッピングされ関係性が示された。<能力>からは≪コミュニケーション≫≪自分、環境、安全、臨床、減らす≫≪学生、シミュレーション、技術、知識≫、≪課題、アセスメント、学び、解決、失敗≫と関係線が示された。<できる>からは≪主体的、向上、自信、評価、看護、取り組む、経験≫と関係線が示された。これらより、韓国のシミュレーション教育の効果は、コミュニケーション能力や学生が主体的に取り組むことができることであり、それは安全な環境下でシミュレーションによる知識や技術演習、そして課題解決をアセスメントし、失敗も学ぶことができるという内容であることが示唆された。 これより2021年得られた参加者と合計した計407名のテキストデータを2020年と同様の分析である富士通トレンドサーチにてテキストデータマイニングを行う。その結果を参考に、韓国シミュレーション教育を活用した計算知能技術認知症ケア教育教材の枠組みを作成する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
COVID-19ウイルスの世界的な感染拡大のため、研究打ち合わせ等目的の韓国や研究分担者がいる大阪、鳥取へ出張できなかった。そのため研究者全員の交通費の使用がなかった。だがその状況においても元蔚山科学大学看護学科長、精神看護学教授Kim So Ok先生の研究協力を得ることができ、題目「韓国におけるシミュレーション教育」講演会(2回Zoom開催)を計3回開催することができ、これらの講演会参加者のうち、2022年時点で20歳以上は計407名となった。これら講演会参加者からのテキストデータより韓国のシミュレーション教育における効果を明らかにするため富士通トレンドサーチを用いてテキストデータマイニングする段階まで進んでいるが、計算知能技術認知症ケア教育教材プログラムにまだ進めていないためプログラム費が使用できていないため次年度使用額が生じている。
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