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2020 年度 実施状況報告書

介護予防に向けた持続可能な当事者共創社会の構築

研究課題

研究課題/領域番号 19K11151
研究機関淑徳大学

研究代表者

渡邉 多恵子  淑徳大学, 看護栄養学部, 教授 (30598636)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード介護予防 / 持続可能 / 当事者共創社会
研究実績の概要

2020年度は、(1)追跡調査による介護予防への影響要因の構造分析(量的調査)、および、(2) 主体的、持続的な介護予防活動に関係する要因の追跡調査(質的調査)を計画していた。Covid-19感染拡大を鑑み、量的な調査は当初の計画の半数程度のデータ取得、質的な調査はグループインタビューではなく個別インタビューとして実施するように計画を変更をし、2020年度が開始した。しかし、Covid-19の感染拡大は深刻で、今年度に予定した調査は、すべて次年度以降に持ち越しとなった。
地域住民から介護予防リーダー養成講習会、現認者講習会の実施を求める声があり、参加人数を制限(2000人収容可能な会場に定員100名を上限)した講習会を、11月から12月に全6回コースで実施した。全6回とも募集定員上限の100名の参加があった。過去に養成した介護予防リーダーによる介護予防教室は、規模は縮小しつつも継続した。コロナ禍にありながら、住民から声があがり講習会を継続できたことは、規模は縮小しつつも介護予防教室が継続したことは、持続可能な当事者共創社会の糸口といえよう。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2020年度は、(1)追跡調査による介護予防への影響要因の構造分析(量的調査)、(2) 主体的、持続的な介護予防活動に関係する要因の追跡調査(質的調査)を計画していたが、Covid-19の感染拡大により、すべての調査が見送りとなった。しかし、地域での介護予防事業は規模を縮小しつつも継続した。また、今年度できなかった調査を次年度に実施する段取りはできている。

今後の研究の推進方策

(1)追跡調査による介護予防への影響要因の構造分析(量的調査)、および、(2) 主体的、持続的な介護予防活動に関係する要因の追跡調査(質的調査)を実施する。Covid-19のワクチン接種終了後に、ソーシャルディスタンスを保ちながら、質問紙調査やインタビュー調査に加えて、体力測定等も実施していく。

次年度使用額が生じた理由

Covid-19の感染拡大を受け、フィールドでの調査、国内外の学会への出張が困難となり、繰越金が生じた。2021年度に調査を実施するとともに、出張に使う予定だった費用は、ICTを活用した研究成果発信や意見交換の仕組み構築に使用する。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2021 2020

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 生存科学に資するコミュニティエンパワメントに向けた他職種連携のあり方と課題2021

    • 著者名/発表者名
      渡邉多恵子, 安梅勅江, 田中裕, 酒井初恵, 冨崎悦子, 田中笑子
    • 雑誌名

      生存科学

      巻: 31(2) ページ: 205-207

  • [雑誌論文] Multimorbidity and functional limitation: the role of social relationships2020

    • 著者名/発表者名
      Dandan Jiao, Kumi Watanabe, Yuko Sawada, Emiko Tanaka, Taeko Watanabe, Etsuko Tomisaki, Sumio Ito, Rika Okumura, Yuriko Kawasaki, Tokie Anme
    • 雑誌名

      Archives of Gerontology and Geriatrics

      巻: Volume 92 ページ: 1-6

    • DOI

      10.1016/j.archger.2020.104249

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] エンパワメントアプローチによる多職種連携プログラムの開発と評価 -子育て支援専門職のコンピテンシー向上を目指して-2020

    • 著者名/発表者名
      田中笑子, 冨崎悦子, 渡邉多恵子, 澤田裕子, 田中裕, 酒井初恵, 安梅勅江
    • 雑誌名

      生存科学

      巻: 31(1) ページ: 131-140

    • 査読あり
  • [学会発表] 主体的、持続的な介護予防活動に関係する要因2020

    • 著者名/発表者名
      渡邉多恵子、渡辺久美、田中笑子、冨崎悦子、河西敏幸、安梅勅江
    • 学会等名
      第79回日本公衆衛生学会総会(京都)
  • [図書] エンパワメントの理論と技術に基づく共創型アクションリサーチ2021

    • 著者名/発表者名
      安梅勅江編著, 澤田裕子, 渡邉多恵子, 他
    • 総ページ数
      114
    • 出版者
      北大路書房
    • ISBN
      978-4-7628-3147-8
  • [図書] Empowerment Based Co-Creative Action Research : Towards A World of Possibilities for Sustainable Society2021

    • 著者名/発表者名
      Tokie Anme, Yuko Sawada, Taeko Watanabe, et.al
    • 総ページ数
      98
    • 出版者
      Empowerment Research and Education Forum
    • ISBN
      978-4-9905933-2-2

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公開日: 2021-12-27  

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