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2020 年度 実施状況報告書

外国人旅行者にオリエンテッドなヘルス情報ツールの開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K11157
研究機関人間環境大学

研究代表者

西川 まり子  人間環境大学, 看護学部, 教授 (80412344)

研究分担者 山中 仁昭  海上保安大学校(国際海洋政策研究センター), 国際海洋政策研究センター, 教授 (00352047)
柴沼 晃  東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 講師 (90647992)
桐谷 純子  東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (90797177)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード外国人 / 情報提供 / CSQ-8 / 行動変容 / RCT
研究実績の概要

背景:日本において外国人が健康で安全に過ごすための情報は希少.健康な人々にも興味を惹く効果的な情報提供が大切である.目的:本研究は,Sa-chan Game効果の検証とオリエンティドな情報提供に向けての研究である.ゲームによる効果の検証は,(1)満足感を得るか,(2)ゲームの正解と属性との関係性.さらに,(3) 個々に寄り添う情報への希望を得て,次の研究スッテプである,オリエンティドな情報提供のツール開発(Kiyoshi-kun) につなぐ.意義:国際的にも見当たらず,訪日時,健康で安全に過ごすために有効である.
研究デザイン:RCT-Web調査 (Web 調査会社 M Mechanical Turkを介する)
介入:Sa-Chan Game(新規) コントロール:Mari Info Japan(既存) 介入:Sa-chan game:本申請者らの既存の研究から新たに作成.Mari Info Japan:本申請者らの既存の研究で出版済.質問内容:属性,介入前後に (1) The Client Satisfaction Questionnaire (CSQ 8: English),(2)気を付けようと思うレベル, (3)知識の変化,(4)オリエンティッドな情報の希望内容.研究対象者:1062人(介入531人:コントロール531人).調査参加者の制限は18歳以上,英語圏(今回の対象者は過去に訪日もしくは訪日希望者.英語が母国語である国の中で,英語の回答が可能な人.予算で可能な米国のweb調査(可能であれば英国).結果:介入群の満足感に高い傾向があった.介入とコントロールの両方のグループで情報を得て,気をつけようと思うモーチベーション上昇.更に,自由記述から個々に寄り添う情報の希望を知ることができ,オリエンティッドな情報提供ゲームの開発へとつながる.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

当初、外国人旅行者などに直性尋ねることも検討していたのが、COVID-19の影響で、空港の閉鎖、非常事態宣言等で、困難な状態が続いた。さらにCOVID-19の研究における影響が考えられたために、その時期を見計らっての調査となり、方法の変更(Web調査)や様子を見るための時間が必要であった。

今後の研究の推進方策

これまでの調査で、新たに外国人のヘルスプロモーションのために必要な情報提供への希望が様々寄せられた。その希望を基に、オリエンテッドな情報提供ツールを開発するための情報収集への研究を進めていく。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] Japanese health and safety information for overseas visitors: protocol for a randomized controlled trial2021

    • 著者名/発表者名
      Nishikawa Mariko, Yamanaka Masaaki, Shibanuma Akira, Kiriya Junko, Jimba Masamine
    • 雑誌名

      BMC Public Health

      巻: 21 ページ: 1-7

    • DOI

      10.1186/s12889-021-10627-w

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 世界のトップ学術論文から疫学的に読み解くCOVID-19(SARS-2)の自然介入による効果検証2020

    • 著者名/発表者名
      西川 まり子
    • 学会等名
      日本ヒューマンへルスケア学会
    • 招待講演

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公開日: 2021-12-27  

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