研究課題/領域番号 |
19K11172
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研究機関 | 沖縄県立看護大学 |
研究代表者 |
野口 美和子 沖縄県立看護大学, 保健看護学研究科, 名誉教授 (10070682)
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研究分担者 |
盛島 幸子 沖縄県立看護大学, 看護学部, 研究員 (10836604)
田場 由紀 沖縄県立看護大学, 看護学部, 准教授 (30549027)
吉川 千恵子 沖縄県立看護大学, 看護学部, 研究員 (50326500)
石垣 和子 石川県立看護大学, 看護学部, 教授 (80073089)
大湾 明美 沖縄県立看護大学, 保健看護学研究科, 教授 (80185404)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 島嶼 / 高齢女性 / 子産み・子育て / 地域文化 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、人口減少への対応として、人口を奪い合うのではなく子を産み育てる営みを支え合うための対策を看護の立場から提案することである。そのために、少子化のすすむ現在、出生率を維持している島嶼地区があることに着目し、島嶼に受け継がれてきた子産み・子育て文化を生きてきた高齢女性を研究協力者として選定、子育て文化の中核的要素を導くことである。 初年度は、研究者が所属する大学の研究倫理審査委員会において承認を得た後、フィールドの一つである久米島では研究協力者のリクルートを実施、各部落ごとの研究協力候補者を把握した。候補者へのアクセス方法を協議、役割分担の後、一部の研究協力候補者の同意が得られ、半構造化したインタビューを実施している。 二年目は、コロナ禍で島嶼への渡航はできず、追加インタビューは実施していないが、初年度のインタビュー内容である、高齢者の子どもとして育てられた体験、子産み・子育ての体験、子産み・子育てを支援した体験の語りを分析した。その結果、当時の島での子産み・子育てでは、親、兄弟だけでなく“子守役の子ども”や“集団保育を引き受ける大人”の存在があった。つまり、子産み・子育て環境が行政サービスとして整備される前には、「地域独自の子育て資源」が存在していたことを見出した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
今年度は、久米島、宮古島のそれぞれで、研究協力者である高齢女性の子産み・子育てにまつわる体験のインタビューを計画していたが、コロナ禍で渡航できず実施に至っていない。
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今後の研究の推進方策 |
久米島での研究を継続しつつ、宮古島での研究活動の展開も予定通り行う。今年度は、新型コロナ感染予防対策を講じる必要があることから、そのための消耗品の確保も考慮しつつ計画を見直す。
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次年度使用額が生じた理由 |
久米島と宮古島での研究展開を予定していたが、実施できていない。2021年度は久米島および宮古島での研究展開を推進し、旅費、活動費として使用する予定である。
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