研究課題/領域番号 |
19K11181
|
研究機関 | 京都橘大学 |
研究代表者 |
松本 賢哉 京都橘大学, 看護学部, 教授 (60454534)
|
研究分担者 |
前川 宣子 (河原宣子) 京都橘大学, 看護学部, 教授 (00259384)
川村 晃右 京都橘大学, 看護学部, 専任講師 (20708961)
石井 美由紀 京都橘大学, 看護学部, 准教授 (40437447) [辞退]
黒瀧 安紀子 京都橘大学, 看護学部, 専任講師 (70593630)
野島 敬祐 京都橘大学, 看護学部, 准教授 (70616127)
十倉 絵美 京都橘大学, 看護学部, 助教F (80807462)
工藤 里香 富山県立大学, 看護学部, 准教授 (80364032)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
キーワード | コミュニティーレジリエンス / ソーシャルキャピタル / 団地 |
研究実績の概要 |
平常時も災害時も健康的な生活を送ることを可能にする個々の団地住民のレジリエンス向上プログラムとソーシャルキャピタル醸成のプログラムを組み合わせて、団地コミュニティーレジリエンス向上のプログラムモデルを開発することにある。プログラムの効果は、介入の前後にソーシャルキャピタル測定尺度等の調査により測定する。介入は、健康相談や防災教育という個々の団地住民のレジリエンス向上の介入と、住民の集う場の運営支援というソーシャルキャピタル向上の介入をアクションリサーチで実施する計画である。本研究の独自性と創造性は、下記3点にある。 ①平常時も災害時も健康的に過ごすレジリエンス向上のプログラム1例を示すことができる。②ソーシャルキャピタル醸成の支援の具体的な過程や方法を示すことができる。③団地コミュニティーのレジリエンス向上の先駆的な例を示すことができる。 2020年度文献検討からコミュニティーレジリエンスの概念を抽出し学会発表を行った。その結果コミュニティーレジリエンスを明らかにする前段階として、個人のレジリエンスに影響する因子を明らかにする必要性が明らかになった。そこで団地住民のソーシャルキャピタルとストレス対処能力が個人のレジリエンスにどのように関連しているのか分析する目的で2021年度使用尺度や分析方法など準備を進めてきた。更に自治会会長とも配布回収方法を検討し本学倫理委員会も通過し調査準備を整っていた。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
平常時も災害時も健康的な生活を送るためには、個々のレジリエンス向上とコミュニティーレジリエンス向上が不可欠である。そこで個々の団地住民のレジリエンス向上プログラムとソーシャルキャピタル醸成のプログラムを組み合わせて、団地コミュニティーレジリエンス向上のプログラムモデル開発を検討している。本研究は、団地住民のソーシャルキャピタルとストレス対処能力が個人のレジリエンスにどのように関連しているのか分析する目的で2021年度準備を進めてきた。本学倫理委員会も通過し調査準備が整っていたが、新型コロナ感染の再拡大に伴い団地自治会の活動がすべて中止となり依頼できないでいる。
|
今後の研究の推進方策 |
団地自治会の再開を待ち、調査依頼をする予定である。レジリエンスの特性に与える要因を探索するため、レジリエンス要因の資質的、獲得的要因を明らかにする。その後自治会役員を中心に団地のコニュニティーレジリエンスについて、フォーカスグループインタビューを実施分析し、団地住民に対するか介入方法を検討する。
|
次年度使用額が生じた理由 |
昨年度、新型コロナの感染が終息傾向になったタイミングで、これからの感染状況が不確実な為で早めの計画を遂行を考え、自治会役員と今後実施予定の防災教育の事前準備を始め、発電機やポータブルバッテリなどを前倒しで購入した。ことにより次年度助成金を使用した。
|