研究課題/領域番号 |
19K11187
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立国際医療研究センター |
研究代表者 |
樋口 まち子 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 国立看護大学校 教員 (40335584)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 高齢者 / 全人的健康 / 持続可能 / 地域支援プログラム |
研究成果の概要 |
本研究は、人口の高齢化を達成した国民総所得が低い途上国において、限定的な経済環境にあっても自分が納得する質の高い人生を終えるための条件や要因を明らかすることを目的とし、スリランカの高齢者の生活状況や高齢者に対する行政及び民間の支援状況を把握し、高齢者が人間として尊厳を確保しつつ自分らしい人生を全うするための適切な支援政策策定へ提言することを目的とした。 インフォーマントからの聞き取り調査と地域踏査及び高齢者支援活動の観察調査によって、官民連携のもと、地域住民が中心となり、全国規模で高齢者支援活動が展開されているが、担当する住民の知識や経験の相違が活動状況に格差が生じていることが明らかとなった。
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自由記述の分野 |
高齢者看護学および地域看護学関連
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地域で高齢者支援を担当する住民に対する研修内容の改善および担当部署職員が現地に出向き日常的に活動をサポートすることによって、高齢者支援プログラムの活性化が期待できる。また、地域保健分野の専門家配置の見直しと地域における公的な介護サービス制度の確立が急務であるとともに、高齢者が育んできた個々の人生観に即した支援プログラムの構築に向けたさらなる詳細な現状把握の必要性が示唆された。
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