研究課題/領域番号 |
19K11190
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研究機関 | お茶の水女子大学 |
研究代表者 |
須藤 紀子 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 准教授 (40280755)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 熊本地震 / 食料備蓄 / 災害時の食 / 災害時要配慮者 |
研究実績の概要 |
本研究は、熊本地震被災地の高齢者施設を対象としているため、まずは熊本地震における食の問題を明らかにするため、避難所食事状況調査票の解析を行った。また、災害時の高齢者の栄養問題についてまとめ、国際学会で招待講演を2回行った。 本研究は、高齢者施設において、災害時の状況を疑似体験させる中で給食提供訓練を行い、必要な備えについて気付かせ、備蓄やマニュアルを見直させることを目的としているため、予備プログラムを実施し、その教育効果を評価した。 自然災害が起きるたびに備蓄状況は改善されていることが予想されるため、新聞記事による傾向分析も実施した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
質問紙調査の前段階となる研究は多数実施し論文化できたが、本調査については質問紙と倫理審査申請書を作成している最中である。高齢者施設対象の調査を円滑に行うため、行政との連携はすでにとっており、コロナ終息後に協力が得られることになっている。
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今後の研究の推進方策 |
5月中に倫理審査申請書を提出予定である。コロナ終息に時間がかかり、熊本県内での質問紙調査の実施がこれ以上遅れる場合は、本学と共同研究を展開している介護事業者の協力を得て、全国の介護付有料老人ホーム277か所で実施する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
質問紙調査を実施できなかったため、次年度使用額が生じた。 令和2年度は、質問紙の回収と同時に施設の災害時献立・備蓄品リスト・給食マニュアルを提供していただき、それを基にモデル献立・備蓄品リスト・給食マニュアルを作成する。
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