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2022 年度 実施状況報告書

慢性的な体の痛みのある高齢者へのセルフケア支援アプリケーション開発と有効性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 19K11197
研究機関群馬県立県民健康科学大学

研究代表者

高井 ゆかり  群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 教授 (00404921)

研究分担者 鈴木 みずえ  浜松医科大学, 医学部, 教授 (40283361)
阿部 吉樹  筑波大学, 医学医療系, 助教 (30630785)
佐藤 哲大  群馬県立県民健康科学大学, 診療放射線学部, 准教授 (90362839)
宮崎 有紀子  群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 教授 (00251190)
戸谷 幸佳  群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 講師 (10829211)
佐藤 正樹  群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 講師 (30570163)
大川 美千代  群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 准教授 (80389783)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード慢性疼痛 / 高齢者
研究実績の概要

本研究では、①慢性的な体の痛みのある高齢者の特性やセルフケア内容、困りごとについて調査しニーズ分析を行う。②高齢者自身が痛みに対する不適切な痛み行動を回避し、適切なセルフケアを選択できるようにするための教育目標を専門家会議にて設定する。③生活活動の計測結果や認知行動療法などによる支援により、高齢者が適切なセルフケアの選択と実施ができるようになるためのアプリを開発する。④開発したアプリを実際に高齢者に活用してもらいその効果・有用性を検討後、一般に公開することを目的としている。

今年度は、昨年度行った調査のまとめを行い学会発表を2件行った。
慢性疼痛のある地域在住高齢者が自身の慢性疼痛に対しどのようなセルフケアを行っているか、またそれに関連する要因を明らかにすることを目的に調査を行った。
便宜的抽出法を用いA県とB県の16の介護予防教室や運動教室、健康教室に参加している65歳以上の高齢者を対象とした。現在痛みがある者74.9%、過去4週間の平均的な痛みの程度は2.4±2.1(0-10)であった。痛みの期間は平均65.6±80.5か月であった。痛みがある者のセルフケアのうちよく用いられているものは、「座りっぱなしや立ちっぱなしなどの活動をしている時に、痛みをまぎらわすために、定期的に短い休息をとる」や「もしも痛みのせいで何かができないとき、あなたはそれをするための他の方法を考える」であった。この内容をもとに教育目標の構築を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

アプリ開発の業者選定において時間を要している。

今後の研究の推進方策

業者選定を行い、アプリの開発と有用性の調査を行う。

次年度使用額が生じた理由

アプリ開発のための費用が残っているが、今年度使用する予定である。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2023 2022

すべて 学会発表 (4件) 図書 (2件)

  • [学会発表] 地域在住高齢者における慢性疼痛へのセルフケアの実態と関連要因の探索2022

    • 著者名/発表者名
      高井ゆかり,鈴木みずえ,阿部吉樹,上山真美,佐藤正樹,戸谷幸佳
    • 学会等名
      第42回日本看護科学学会学術集会
  • [学会発表] 地域在住高齢者における疼痛有症率と痛みのある者の特徴の探索2022

    • 著者名/発表者名
      高井ゆかり,鈴木みずえ,宮崎有紀子,阿部良樹,上山真美,佐藤正樹,戸谷幸佳,鈴木峰子
    • 学会等名
      第15回日本運動器疼痛学会
  • [学会発表] 認知症の人の苦痛の評価について2022

    • 著者名/発表者名
      高井ゆかり
    • 学会等名
      日本エンドオブライフケア学会第5回学術集会
  • [学会発表] 重度認知症の人の苦痛をどう評価するか?2022

    • 著者名/発表者名
      高井ゆかり
    • 学会等名
      第3回認知症の緩和ケアに関する研究会
  • [図書] 看護学テキストNice 老年看護学技術 最後までその人らしく生きることを支援する2023

    • 著者名/発表者名
      高井ゆかり
    • 総ページ数
      481
    • 出版者
      南江堂
  • [図書] 認知症plus緩和ケア2023

    • 著者名/発表者名
      高井ゆかり他 認知症の緩和ケアに関する研究会(編)
    • 総ページ数
      198
    • 出版者
      日本看護協会出版会

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公開日: 2023-12-25  

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